...彼は正気でないと言われたが、実際は普通だった...
...彼女の言動が正気かどうか疑わしい...
...正気な判断を下すためには冷静さが必要だ...
...面白いことを言っているが、本当に正気か?...
...精神的な病気があると、正気でいるのは難しい...
...公然と戦場で彼の敵と相対峙(あいたいじ)するのは正気の沙汰(さた)ではなかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...――玄関の落ち葉の中に昏々(こんこん)と正気(しょうき)を失ってしまった...
芥川龍之介 「馬の脚」
...彼らはようやく正気(しょうき)らしいものに立ち帰ったようである...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...「正気に戻るのはいつのことかね」「さあ...
海野十三 「四次元漂流」
...あの男は正気か?」チェルパスはその表現豊かな...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...正気の沙汰(さた)とは受け取りにくかったであろうが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...もう正気の沙汰(さた)ではない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...この正気の部分と...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...正気の沙汰とは思えなかった...
豊島与志雄 「霧の中」
...彼は必竟(ひっきょう)正気なのだろうか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...お駒はもう正気もありませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前も朝には正気に戻る...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...マリナは正気と礼節を失ったかのようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...けえって、おもしれえや」一八「そりゃあ、そうだとも、気ちげえだって普通(ただ)の女だって、恋に狂えば紙一重――どうせ、おら達だって、食い酔(よ)や、気ちげえだでなあ――へ、へ、へ」と、相棒も、いやしく笑って、「気ちげえの、普賢菩薩(ふげんぼさつ)なら、正気のすべたと、比べものにゃあならねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その中(うち)でもオナリ婆さんの嫉妬(やきもち)振りは正気の沙汰とは思えない位で...
夢野久作 「巡査辞職」
...轟先生の演説ぐらいで正気附く野郎等じゃない……」という見幕だったのでトテも歯の立てようがなかった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...見ているとまるで喜劇だが本人がそれで正気だから反対にこれは狂人ではないのかと思うのだ...
横光利一 「機械」
...御正気とも覚えませぬ」「さらば...
吉川英治 「大岡越前」
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