...彼は正気でないと言われたが、実際は普通だった...
...彼女の言動が正気かどうか疑わしい...
...正気な判断を下すためには冷静さが必要だ...
...面白いことを言っているが、本当に正気か?...
...精神的な病気があると、正気でいるのは難しい...
...どうか私の正気だと云う事を御信用下さい...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...やっと正気(しょうき)に還ったようであった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...彼の所業は決して正気の沙汰(さた)とは思われませんでした...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...ちょっと見(み)るとまるで正気(しょうき)のようである...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...すぐに正気に帰った...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...ほとんどまったく正気に返った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わずかに正気付いたお静は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お通さん」お通は漸く正気に返りました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...花は間も無く正気づくと...
久生十蘭 「魔都」
...正気の沙汰じゃないな」「ロングアイランドにあるシュラーの家が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...正気を保っていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ぼーっとした状態から正気に戻ろうとしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...正気にかえりっぱなしではないのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ああして水ぶつかけて正気に戻してからまたやるんだて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...または背中を一つ打ったら正気がついたという風(ふう)で...
柳田国男 「山の人生」
...轟先生の演説ぐらいで正気附く野郎等じゃない……」という見幕だったのでトテも歯の立てようがなかった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...まだ充分に正気である...
吉川英治 「私本太平記」
...……やがてわたしがそろそろ正気に返りはじめたのは...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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