...彼は正気でないと言われたが、実際は普通だった...
...彼女の言動が正気かどうか疑わしい...
...正気な判断を下すためには冷静さが必要だ...
...面白いことを言っているが、本当に正気か?...
...精神的な病気があると、正気でいるのは難しい...
...半ば正気を失つたのでございませう...
芥川龍之介 「地獄変」
...フレンチが正気附いたのは...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...ブリヂット 正気だろうか? それとも...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「カスリイン・ニ・フウリハン(一幕)」
...この笑声の中には義勇と正気がある...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...だんだんと正気にもどってみますと...
海野十三 「火星兵団」
...正気にかえるまで殴らなくちゃいけねえ...
太宰治 「冬の花火」
...織部正がやがて正気に復(かえ)った時は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...頑児これを聞き、跳躍すること三百、曰(いわ)く、「神州の正気、遂に消蝕せざるなり、政府の議、固(もと)より当(まさ)に四家を合従し、邪気を鎮圧すべきなり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...正気か囈言(たわごと)かの境がいよいよ怪しいものになってくる...
中里介山 「大菩薩峠」
...正気付いたばかりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もうすつかり正気のやうに聴き入つてゐるではないか!そのうちに客は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...まるで正気を失つたもののやうに彼は短刀を掴んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...島田のおやじは正気にかえりました...
平林初之輔 「祭の夜」
...いつも正気でいる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...間もなく翁が寝床の上で正気付き...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...間もなく正気を回復した...
夢野久作 「斜坑」
...どうかして正気に返してやりたい……この病院から救い出してやりたい……そうして思っている青年に会わしてやりたいと思い思いして来ただけであった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――貴様はいったい正気か」「正気だ」「そんな姿に変ったのは...
吉川英治 「親鸞」
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