...彼は正気でないと言われたが、実際は普通だった...
...彼女の言動が正気かどうか疑わしい...
...正気な判断を下すためには冷静さが必要だ...
...面白いことを言っているが、本当に正気か?...
...精神的な病気があると、正気でいるのは難しい...
...前には正気を失っている所を...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...やがてハッと正気(しょうき)にかえって...
海野十三 「恐怖の口笛」
...怒っちゃいけないよ――君は本当に正気(しょうき)で言ってるのかい...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...それは正気でいっていなさるのか...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ふと正気づいて眼をひらいてみると...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...どんなに酔っても正気は失わん...
太宰治 「親友交歓」
...そこへ去年の秋のあの風邪(かぜ)が原因(もと)でえらい病気して自分は正気がないようになっているところを付け込んで...
近松秋江 「霜凍る宵」
...随分際どい時に正気に返ったものだと...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...あるいは文天祥正気の歌に和し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...やがて正気(しょうき)に復(かえ)ってから...
豊島与志雄 「泥坊」
...パトラッシュが一生懸命彼を正気づかせようと鼻をすりつけていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...ある時(とき)はそれが正気に返つた後(あと)迄も響(ひゞ)いてゐた...
夏目漱石 「それから」
...ショックで正気を失ってしまい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...もしそういう疑いがあれば正気なうちにあなたに手紙を書いて置こうと思ったの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...キラリとすると正気づくとなど御思いになると閉口故...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それと一所にやっと正気になりましたから...
夢野久作 「白髪小僧」
...この部屋で正気を回復すると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...玉璽を取りだしてわれわれに渡せ」「あなた方は正気でそんなことを仰せあるのか」「拒(こば)む気か?」曹洪は剣を抜いて...
吉川英治 「三国志」
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