...彼は正気でないと言われたが、実際は普通だった...
...彼女の言動が正気かどうか疑わしい...
...正気な判断を下すためには冷静さが必要だ...
...面白いことを言っているが、本当に正気か?...
...精神的な病気があると、正気でいるのは難しい...
...この笑声の中には義勇と正気がある...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...正気になりました...
太宰治 「水仙」
...正気にかえるまで殴らなくちゃいけねえ...
太宰治 「冬の花火」
...自分はこいさんが正気に復(かえ)った様子だったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...正気の沙汰とは思えなかった...
豊島与志雄 「霧の中」
...クリストフは正気に返った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...終日コゼットは正気を失ったかのようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほとんどまったく正気に返った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やや正気に立返って...
中里介山 「大菩薩峠」
...これで正気なんだからね」「居住(いずまい)だけは正気だ」「精神も正気だからさ」「どてらを着て跪坐(かしこまっ)てるのは...
夏目漱石 「虞美人草」
...漸く正気づいたところでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鯉が正気をとり戻して平鉢の中で一はねすると...
服部之総 「加波山」
...とくに今はどんなことがあっても正気を失うわけにはいかないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...相手にはっきりと正気をさとられてしまったろうと思われるからです...
久生十蘭 「ハムレット」
...正気の人間に出来ることではなかった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...隆ちゃんがその正気の心で経験して来たことを思うのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうした獅子の愛撫のためにやっと正気にかえり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つねに歪(ゆが)められざる正気(せいき)と昭々(しょうしょう)の眼(まなこ)をもって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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