...我々は正常な雰囲気の状態においてこそ...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...素人の常識が正常な感覚を持ちさえしたら...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...だから最も正常な――その意味で一般的な――理想状態の下では...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...左翼の公式的な組織が存在した頃には正常な意味に於けるプロレタリア文化なるものが或る程度まで実際に存在していた...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ブルジョア・デモクラシーは遂に今日に至るまで正常な形の発達を遂げることが出来なかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...結局出来る限り正常な形の曲線に近づけられた限りの非常波であったに過ぎず...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...単に実験室でやった実験は動物の正常な生態を蹂躙して了う...
戸坂潤 「読書法」
...之に較べればまだしも正常な精神の同僚であろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...「割れ目の面に於ける音波の反射をかなりまで防止し得従って鐘の正常な定常振動を回復することが出来るであろう」という考察がなされたのである...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...私が風呂敷を冠せられて聽いた足音は」それは正常な二つの足音に交(まじ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正常な言語の音としては...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...正常な精神状態ではなかったと評する人もいたが...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...正常な食欲が戻った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...勿論あれは正常な一日の大略であって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちぐさはまったく正常な娘だった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...既に彼にその仕事の正常な価格を支払った者にその補償をなさしめる何らの方法をも有たないからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ついで突然正常な意識が戻り...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...私は極めて正常な勤労と休養の生活を送ったのだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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