...建暦元年正月五日正三位...
太宰治 「右大臣実朝」
...官位は漸(ようや)く正三位大納言を以て終る運命にあるけれども...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...近日、正三位源公、七生滅賊の四大字を以て賜わり、かつその世子の詩数章を伝え、高徳(たかのり)を望み、博浪の鉄椎を望む、その意甚だ切なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...御稲荷様にして未だ曽て従二位といい正三位というが如きものあるを聞かざる也...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...太政官符 土佐国司流人藤井元彦右正三位...
中里介山 「法然行伝」
...十七年の二月に至りてようやく正三位となった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...正三位勲二等などゝ大きな墓表を建てたツて土の下三尺下りや何のきゝめもあるものでない...
正岡子規 「墓」
...正三位勲二等などと大きな墓表を建てたッて土の下三尺下りゃ何のききめもあるものでない...
正岡子規 「墓」
...今夜源氏は従三位(じゅさんみ)から正三位に上った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次は伊勢(いせ)物語と正三位(しょうさんみ)が合わされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正三位が何だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...正三位左兵衛(さひょうえ)ノ督(かみ)に叙(じょ)され...
吉川英治 「私本太平記」
...正三位権大納言(しょうさんみごんだいなごん)の叙任(じょにん)の沙汰があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...正三位参議という位階は...
吉川英治 「源頼朝」
...かりそめにも正三位参議の六波羅殿の館から洩れてよいものではない...
吉川英治 「源頼朝」
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