...孔子様の被仰(おっしゃ)るには「名前が正しくないと話が脱線する」と...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...更科源蔵氏採集――『北海道伝説集』171ページ)(7)地獄穴という訳語は正しくないので“いわゆる地獄穴”とした...
知里真志保 「あの世の入口」
...私は仙臺の發音の正しくない事は豫てから聞いて居たけれども...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...意外にも正しくないかも知れぬということは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それは龍麿が見ました色々の古典の本文が間違っていて正しくないために...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その他『万葉集』の通行本の訓が正しくないため...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...互いに正確な複写であるとする規則は普遍的には正しくないとわかる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あゝいふ事情にある男がそも/\最初女に恋をしたのが正しくないだらうし...
平林初之輔 「「華やかな罪過」作者として」
...氏の認識が正しくないか氏の論理が迷走しているかだ...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...中国の栗の字をもって日本のクリにあてることは正しくない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...スミス博士の定義が正しくないということにはならないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第二にその懐疑の動機が正しくないときである...
三木清 「語られざる哲学」
...どこまでも正しくないこととして...
宮本百合子 「結集」
...衛門督自身もこの行動の正しくないことは知っているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正しくないものには悪である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の良心を安心させているのは正しくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その考え方は正しくない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...』(訳者註)と言うのは、正しくない、――しかし、アダム・スミスが前に言った如くに、『種々なる物を獲得するに必要な労働の分量の比例が、それらを相互に交換するための何らかの規則を与えることが出来る唯一の事情であるように思われる、』換言すれば、貨物の現在または過去の相対価値を決定するものは、労働が生産するであろう所の貨物の比較的分量であって、労働者にその労働と交換して与えられる貨物の比較的分量でないと言うのは、正しいのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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