...私はさう云ふ手段による事は正しくないと悟りましたので...
芥川龍之介 「三つの指環」
...愛によつて淨化されたものでなければ憤怒も嘲笑も憎惡も正しくない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それは綴りの餘り正しくない佛蘭西語で記されて...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...正しくない要素は...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...そしてこの自由意志の正しくない使用のうちに誤謬の形相を構成するところのかの缺存が内在するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...私は仙臺の發音の正しくない事は豫てから聞いて居たけれども...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...この意味に於て惰力という概念も正しくないであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...自分の信仰が正しくないと分つた時...
新美南吉 「海から歸る日」
...眠っているのだろうか? あるいはほんとうに気分がわるいのだろうか? あるいはまた、こんなに低くノックするのはKにちがいないと気づいて、ただその理由から居留守をつかっているのだろうか? Kは、彼女が居留守をつかっているのだ、と考え、いっそう強くノックし、ノックに返事がないので、ついに扉を慎重に、何か正しくない、そのうえ無益なことをやっているのだ、という感情がしないでもなかったが、あけてみた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...もしあなたが私のやりかたを正しくないとお考えならば...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...中国の栗の字をもって日本のクリにあてることは正しくない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それが正しくないという事に御同意下さるならば...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この報告における分類は正しくないと信ずべき理由がある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どこまでも正しくないこととして...
宮本百合子 「結集」
...自殺をしたりするのと同様に正しくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...正しいか正しくないかは批判せられ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...正しくないにせよ...
山川方夫 「愛のごとく」
...そして確かに正しくない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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