...自己が正しくないことであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...だまされたもの必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...ですから宇宙塵の考えは正しくない」「では...
海野十三 「怪星ガン」
...環境に於(お)いて正しくないところがあります...
太宰治 「燈籠」
...正しい正しくないの問題じゃあるまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...更科源蔵氏採集――『北海道伝説集』171ページ)(7)地獄穴という訳語は正しくないので“いわゆる地獄穴”とした...
知里真志保 「あの世の入口」
...私は仙臺の發音の正しくない事は豫てから聞いて居たけれども...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...即ちロッツェ自身が両者を区別した以上之を同一と考えることはロッツェに就いての解釈としては正しくない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...正しくない認識は認識でありながら本当は認識ではない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...正しくない和音を二度ひき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし物差しの目盛りの正しくないことを知らずに物の長さをはかるならば...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...右の結論は正しくないのではないか...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そんな非難こそ正しくないでしょう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...第二にその懐疑の動機が正しくないときである...
三木清 「語られざる哲学」
...けれども技術の概念をそれにのみ限ることは正しくない...
三木清 「哲学入門」
...人類的立場が直接的であると考えるのは正しくない...
三木清 「哲学入門」
...そして確かに正しくない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...正しいか正しくないか...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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