...人の心の正しい尊さを...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...長い歴史が根を固くしてゐると云ふことは正しい存在の理由を構成しないとあなたは仰云(おっしゃ)つてます...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...おわかれして私の正しいと思う生きかたで...
太宰治 「きりぎりす」
...そして最後はこの規律正しいモデスト・アレクセーイチであるが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...だが客観的にはそれが必ずしも正しいということにはならぬ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...しかし学校には、わが家などとは全く異り、正しい秩序と、厳しい雰囲気とがある...
外村繁 「澪標」
...正しい記憶が蘇ってきた...
豊島与志雄 「月明」
...経験に照してもなお正しかったものでなければいかなる理論も大抵の問題について正しいものとは云い得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それはいかなる種類の正しい平均をも表わし得ず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...規則(きそく)正しいものではなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...しんの明るさは正しい理解からしかもたらされないことを痛切に感じ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うるさい世の中になってきたからなあ?喜助 人間が正しい事をしてるのに...
三好十郎 「樹氷」
...あの詩人〔ルクレティウス〕がその世紀を若いと結論することが正しいとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...正しい工藝は秩序の工藝である...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは民衆への福音として最も正しいものです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...全体右に列挙した日本語は正しいか古いか...
柳田国男 「雪国の春」
...どうしても正しい鼻の表現とは違うのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...しかしもしアダム・スミスが正しいならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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