...止宿人(おきやく)の方でも...
石川啄木 「菊池君」
...紀州田邊の女は「清水鳥」――二十一歳――勉強の爲め止宿と書き付けてあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...止宿先に送ってやろうと言っても...
梅崎春生 「狂い凧」
...一度止宿先に訊ねて見たら...
梅崎春生 「狂い凧」
...止宿人(ししゅくにん)の内に...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...鵲(かささぎ)も稀(まれ)に飛ぶのみ大夏野松花江(しょうかこう)流れて丘は避暑地とや昼寝覚め又大陸の旅つづく六月八日 奉天大和ホテル止宿...
高浜虚子 「六百句」
...止宿人は私たち夫婦きりだったから...
谷譲次 「踊る地平線」
...不幸な止宿者一同は...
谷譲次 「踊る地平線」
...奈良では猿沢池の傍に止宿して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この丸亀は折から妻の妹の夫、また私にも父方の従弟に当る菱田中行が基督教の宣伝のため来ていたので、そこへ止宿した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この後ちはこの宅と娘婿の山路一遊の宅とあちらこちらと止宿して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...止宿人の大半は宿を換えてしまった...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...予君の父君に久しく止宿して後渡米の時その家から出で立った...
南方熊楠 「十二支考」
...止宿人と顏を合せても...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...総御人数上陸、漁家へ止宿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...水島善四郎止宿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私はタージ・マハール・ホテルに止宿する商用の旅を彼地(かのち)につづけていたのであったが...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...この宿に止宿してゐる小学校の先生二人...
若山牧水 「木枯紀行」
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