...各国互いに協定し合ってなるべく緩和的の関税を課するに止める様にしたい...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...従来独逸から輸入されていた数千万円の染料を防ぎ止めるだろうと云われて居ります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...性格も亦相対的であることを止めることが出来ない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...電柱の影から不意に彼を呼び止める者があった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...マドレーヌ氏はそれを止める間もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御話の方がもっと先生の私的な(プライヴェイト)感情がはいっていると思われるので書き止めることとする...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...鳥脅かしにもならないや」「あッ」お滝が止める間もありません...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ただ結果だけを述べるに止める...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...もうあの車を止めることは出来ぬか...
広津柳浪 「今戸心中」
...路傍などによく見かける名もない小さな石仏のようなものにも目を止めるようにしていた...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...陰謀を止めるべきです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そして漸く一台の車を呼び止めることが出来た...
牧野信一 「疑惑の城」
...息子の眼を防ぎ止めることに躍起になっている自分が...
矢田津世子 「女心拾遺」
...その名を永く歴史に止めるでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...予は帰後責任を問う手紙をしようと思ったが止める...
山本周五郎 「青べか日記」
...男でも鬢の乱れを止めるために幅広う鉢巻を致しまする者が多いので...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...しかしその速度を、ぴたと止めると、全軍、その日のつかれを休め、明日の英気を養って、概(がい)すでに敵を呑むものがあった...
吉川英治 「三国志」
...止めるくらいなら城門でわしの轡(くつわ)をつかもう...
吉川英治 「新書太閤記」
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