...爺吃驚(びつくり)して「竿持つて來るのは止めるから...
石川啄木 「漂泊」
...家のものは止めるに違ひないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...手でもってその缶を握って振動を止めるのである...
海野十三 「振動魔」
...この上はこの人の丹精によって師匠の一命を取り止めるより道もないことと観念致しおった次第であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...人が止めるまでは打たせるのであつた...
徳田秋声 「風呂桶」
...物質的必然性をくい止めるために道徳を持ち出すことは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼の夢想的傾向を止めるべき姉もいなくなっていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誰も止める人が無かった...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...出発三日前に急に取り止めることになった...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...止めるのも聞かずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上は武家と争うことを止めるのみならず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ちつとは精を出して取止めるやうに心がけたら宜(よ)かろ...
樋口一葉 「にごりえ」
...そんな弾みに逆らはうとして五体に止める力は...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...母の腕をつかんで引止めると...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...しばらく頭の活動を止めるが良いね...
横光利一 「馬車」
...何でここへ!」「身のほど知らずめッ」後ろから羽交締(はがいじ)めに抱き止める者...
吉川英治 「剣難女難」
...止める奴は、わしの子でもない、嫁でもないぞっ……」そういうと、嫁の照子が、ほの暗い縁の隅(すみ)で、声を揚げて泣きだした...
吉川英治 「松のや露八」
...彼らが葡萄酒や馬の使用を止めるのは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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