...全然何の音も立てずに止まり木を上ったり下ったりしていた...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...彼は新しい止まり木を見いだして...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...くちばしを止まり木にこすりつけた...
寺田寅彦 「柿の種」
...書机(デスク)のそばの止まり木にとまった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それで、遊んでほしいのでしょう?」かけすは、止まり木の上で、ちょいと首をかしげる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...女は止まり木に腰掛け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...止まり木にたむろしているいかがわしい悪党どもが疑いの目で見ていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...彼と同じ牢獄の編笠が僕をその下に立てた)それは本当に止まり木のようなイデアのぼろっきれからの最後の訣別だった小さい同盟員のあんなに多くが社会の嵐の中で...
槇村浩 「青春」
...止まり木をしっかり攫んで...
森鴎外 「雁」
...一羽の鳥は止まり木に止まって...
森鴎外 「雁」
...その止まり木から落ちないためにあんなに長いことじたばたしたりしたところを見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...父が雛(ひな)から飼い馴らした吹雪がそこの止まり木に...
吉川英治 「御鷹」
...机は主(あるじ)の“止まり木”に似ている...
吉川英治 「私本太平記」
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