...古人の言いしごとく単独を歓ぶ人は神にあらざれば野獣なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...故(ゆえ)に一方(かたかた)の心が歓ぶ時には他方(かたかた)の心も共に歓び...
二葉亭四迷 「浮雲」
...歓ぶ者の前に其の歓ぶ者を悲しむ者が居るのは痛ましい事だ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...すこしも歓ぶ色は見せなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...まだまだ歓ぶところにはゆきません」「いや...
吉川英治 「三国志」
...歓ぶこと限りなく...
吉川英治 「三国志」
...どんなに歓ぶことかしれませぬ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...その老母の歓ぶのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...大いに歓ぶべきことにちがいなかったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかなる秘事の成功をこう歓ぶのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを歓ぶような母上ではありませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...歓ぶかのような状況である...
吉川英治 「新書太閤記」
...無上として歓ぶのが人間だよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...上下に気うけがよかったが一面には自分へ追従軽薄をなすものを歓ぶふうもあった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...この男はそれを歓ぶかのように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思いがけない人間の生血を土中に吸って喊呼(かんこ)して歓ぶのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……だけど、この二本の樹の姿を見ると、そんな名がなくても、いかにも歓び合っているといったような姿じゃありませんか」「樹なんか、歓ぶも悲しむも、あるもんか」「いいえ城太さん、樹にも心があるんです...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぼくら子供たちの歓ぶ事であり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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