...同時に又理智の光を浴びた人生の歓びや悲しみは彼の目の下へ沈んで行つた...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...歓びでさえもある...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...お歓びなさい...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...今日の冷酷さを思い描いて歓びを感ずるために...
本庄陸男 「石狩川」
...謎であり歓びであり不思議であり恐れである「髪あかきダフウト」のために...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「髪あかきダフウト」
...ケリルとエマルは深い歓びを知った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「約束」
...曹操は、歓びながら、「おお、羽将軍が行けば、たちどころに平定しようが、先頃からご辺の勲功はおびただしいのに、まだ予は、君に恩賞も与えてない...
吉川英治 「三国志」
...天ゆるし、地もすすめる時は、隆々の盛運に乗って、君ご自身、さらに雲階(うんかい)を昇って栄位に進み、歓びを、帷幕(いばく)や三軍の将士に頒(わか)つこそ、また国を旺(さかん)にする大策たること疑いもありません...
吉川英治 「三国志」
...悲しみのうちにも一つの歓びと...
吉川英治 「三国志」
...何ともいえぬ歓びを明るい眉にあらわしていた...
吉川英治 「三国志」
...家康はさして歓びも不平の色も見せなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...名状しようのない歓びをも味わいながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...家臣たちの間にはそれを自分たちの健康のように歓びあう容子(ようす)が漂(ただよ)っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...むしろ歓びですらあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...かぎりない歓びをこぼした...
吉川英治 「新書太閤記」
...よくぞ生きたり)という生命(いのち)の歓びを...
吉川英治 「新書太閤記」
...云って来た時の一瞬は――(生きていてこそ!)とその歓びに顫(おのの)き...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...従ってここに人生の歓びとその不調和とが廓大(かくだい)して現わされる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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