...げに大なる歓びなれや...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...二人はたがいに相手のうちにあるすべてのものを歓び合う...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...生きることの歓(よろこ)びを失いつくしたのちもなお表現することの歓びだけは生残りうるものだということを...
中島敦 「李陵」
...ものを創る歓びは...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...永久にいつまでも人間の耳に歓びのたのしい歌をうたわせるために...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「最後の晩餐」
...歓びの織手から教えられた狂わしく美しい歌をうたっていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「最後の晩餐」
...胸に歓びがあり心に平和があり日夜尽きぬよろこびの神の国に来たのか...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...隣室のルーマニアの娘が小声で唄を歌っているのも恐らく何か歓びがあるからにちがいない...
横光利一 「旅愁」
...もちろんそれは宗円始め家中の大きな歓びであり...
吉川英治 「黒田如水」
...母は、歓びの余りに、気が狂(ふ)れたのではあるまいか?「……何をいうのです...
吉川英治 「三国志」
...日頃の恋がかなったような――また一挙に十州の城を手に入れたよりも大きな歓びを感じる...
吉川英治 「三国志」
...作戦の思うつぼに入ったことを歓びながら...
吉川英治 「三国志」
...門口へ歓びを述べに来て...
吉川英治 「新書太閤記」
...歓び勇んで死地に飛び込ませる人であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その歓びを共にすることのできない今を寂(さび)しく思った...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きている歓びを思った生命が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それを見まもる者はその血の歓びを神の恩寵として感じている...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...歓びに心を踊らせるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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