...彼女の演奏に対して多くの人々から歎賞の声が上がった...
...彼の努力によって成し遂げた偉大な業績に対して、国民から歎賞を受けた...
...絵画の美しさに感動して、来場者たちは歎賞の声を上げた...
...彼の素晴らしい歌声に酔いしれるファンたちから歎賞が送られた...
...舞台上の演技に圧倒され、観客から大きな歎賞を受けた...
...盛な歎賞の辞をならべはじめた...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...それはとに角(かく)こんな些細(ささい)な事物(じぶつ)まで科學的(かがくてき)に整理(せいり)せられてゐることは歎賞(たんしよう)に價(あたひ)するであらう...
今村明恒 「火山の話」
...その歎賞すべき思想を表現する形式をもって見ると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...押黙つた歎賞を以て我が眼は諸々の光景を打眺め...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...こんなのが歎賞の的になっていたことは疑う余地もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...陶醉にも似た歎賞の眼をあげて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...陶酔にも似た歎賞の眼をあげて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...偉大にして高名なジョフロワ=サン=ティレールに献ぐその業績と天才への私の歎賞の証としてド・バルザック一 ある下宿館ヴォーケ夫人...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...切れ切れな声で大きな虹にむかって思いつく限りの歎賞の言葉を捧げているのだった...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...武士(もののふ)の矢並(やなみ)つくろふ小手の上に霰(あられ)たばしる那須の篠原(しのはら)という歌は万口(ばんこう)一斉(いっせい)に歎賞(たんしょう)するように聞き候えば今更(いまさら)取りいでていわでものことながらなお御気(おき)のつかれざることもやと存(ぞんじ)候まま一応申上(もうしあげ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...古帝皇将相が熊野詣りごとに歎賞され...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...と歎賞措(お)かざるところたり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...仮名文(ぶみ)の美しきことは歎賞すべきである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...つとに理解し歎賞したのは...
柳田国男 「雪国の春」
...人々は歎賞のこえをあげながらひとしく平伏した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...――なんという見事な!思わず歎賞しながらも...
山本周五郎 「松林蝙也」
...アカシヤ並木の若葉が持つ柔かな鮮緑を車上より幾たびも頭(かうべ)を回(かへ)しつつ歎賞した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...心には歎賞しながらも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索