...歌道の先生から教えを受けている...
...歌道の演奏会に行ってきた...
...彼女は歌道の達人だ...
...歌道を習いたいと思っている...
...歌道の技術を磨きたい...
...歌道に於ける良寛の如き人であつた...
今井邦子 「伊那紀行」
...さう云ふことで其の當時、日本人が保存し、或は新しく造つたものをだん/\調べて見ますと、其神道、歌道、物語の傳授とか書道の傳授と云ふものは、即ち我邦の哲學でもあり文學でもある、即ち文科理科、西洋でアリストテレス以來傳來して來た所のものと同性質の者を含んで居るのであります...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...あの路地は歌道(かだう)が暗い」「洒落を言つてはいけない」「肥つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それはほかでもない文筆殊に歌道の方面からしての宗祇およびその他との関係である...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...歌道の清談に耽りつつ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その影供は歌道の一大儀式となっておった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...かたがた歌道茶事までも堪能(たんのう)に渡らせらるるが...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...ですが歌道にいそしむ者が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それは日本の歌道にとっては既に犯し難い神聖な存在にすらなっているのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...歌道に志すほどの人は意を留めなくてよいでしょうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「私はもう歌道を退く...
柳田国男 「故郷七十年」
...古来の歌道の柿(かき)の本(もと)に対立して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...七中世の連歌道においても...
柳田国男 「木綿以前の事」
...是は我々の歌道の師松浦萩坪先生の歌の集で...
柳田国男 「予が出版事業」
...歌道の相手をしていたが...
吉川英治 「黒田如水」
...「六条どのは、和学、歌道の方では、当代での指折りである...
吉川英治 「親鸞」
...公卿(くげ)で歌道のたしなみがない人などはほとんどないはずである...
吉川英治 「親鸞」
...光秀様の歌道は、細川藤孝(幽斎(ゆうさい))殿と、御姻戚(ごいんせき)の間がらとなってからは、なおさら、研鑽(けんさん)の深いものがあり、かつて、滋賀の唐崎(からさき)に松を植えられて、その折、われならで誰かは植えんひとつ松心してふけ滋賀の浦かぜと詠じた歌などは、公卿(くげ)たちの間にも秀歌と伝えられて、「やさしき武士(もののふ)」といい囃(はや)されたものだった...
吉川英治 「茶漬三略」
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