...彼女は欲心を抑えられなかったので、高級ブランドのバッグを買ってしまった...
...欲心に駆られて、つい食べ過ぎてしまった...
...彼は欲心に溺れて、金儲けばかりしている...
...すでに坊主共の欲心を防ごうと云うのなら...
芥川龍之介 「煙管」
...そのようなことはそれは欲心でございます...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...しかるに文明の進むと同時に人の欲心はますます増進し...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...私が古なじみの雑仕婦の欲心と弱き女性の同情をねらうことを知らなかったなら...
海野十三 「放送された遺言」
...という欲心が起ったかも知れない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...それを食うときの欲心いかんである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その資力の有無を問うような貪欲心はなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...欲心(よくしん)と理想とはちがう...
新渡戸稲造 「自警録」
...子供心にはそんな欲心がない...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...これなかなかの卓見で仏教にも〈時に舎衛国に、比丘と比丘尼母子あり、夏安居(げあんご)、母子しばしば相(あい)見(み)る、既にしばしば相見て、ともに欲心生じ、母児に語りていわく、汝ただここを出で、今またここに入るのみ、犯すなきを得べし、児すなわち母の言のごとくし、彼を疑う、仏言(のたま)わく波羅夷〉と出で(『四分律』五五)、誠に一休和尚が詠んだ通り一切衆生迷途の所、十方諸仏出身門だ...
南方熊楠 「十二支考」
...いいだろう」「それ以上のもったいない欲心がありますかしら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...欲心の強い人だから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もし欲心の上なら...
吉川英治 「私本太平記」
...また欲心のためでもあろう...
吉川英治 「私本太平記」
...という欲心も道づれじゃろ...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉の恩賞に欲心をおこして...
吉川英治 「私本太平記」
...そんな浅ましい欲心のために...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを見るとスペイン人の貪欲心は一層高まって来た...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索