...この機密の政教の間に存するを知らんと欲するなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...余は欲するままに...
海野十三 「諜報中継局」
...その欲するがままを行なうのです...
江戸川乱歩 「影男」
...いわゆる汎蒙古主義の下(もと)に一大帝国を建設せんと欲するが如きものでない...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...何日(いつ)も草餅を喰せんと欲する時に臨んで草餅と為す事を得るなり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...欲する心の多いことよ...
田山録弥 「大阪で」
...ただその一部を採りてただちにその将来を卜せんと欲するは...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然(しか)れども二国交親せんと欲するの今日において...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人々は不幸にしてこの消息を非科学的にも次のような言葉を以て云い表わそうと欲する...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...ないしは秩序を欲する念が...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...すでに社会の美を欲す...
福沢諭吉 「教育の目的」
...一身の文明を進めんと欲すれば先ず三度の食物を文明的に改良すべしとこういう順序になって来ますね」広海子爵「アハハ何でも食物へ引張り付ける...
村井弦斎 「食道楽」
...わたくしの敢て言はむと欲する所のもの一二がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分のふところを少しもいためないで欲するだけの恵与をなし得る人間に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...瓢兮(や)瓢兮吾れ汝を愛す汝能(よ)く酒を愛して天に愧(は)ぢず消息盈虚(えいきょ)時と与(とも)に移る酒ある時跪座(きざ)し酒なき時顛(ころ)ぶ汝の跪座する時吾れ未だ酔はず汝まさに顛ばんとする時吾れ眠らんと欲す 一酔一眠吾が事足る世上の窮通何処(いづく)の辺「世上の窮通何処の辺」そっと口のなかで返唱したかれは...
山本周五郎 「新潮記」
...異端邪説を排せんと欲す...
吉田松陰 「留魂録」
...そうして父が痛撃しようと欲する過激運動者のごときは一人も目に入らないのである...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...降服を欲するのだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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