...藝術を除いて何處に此の如く一切を歡喜に變じ得るものがあるか――彼等の云はんと欲するところは恐らくかうである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...クリスチャンなどは功名を欲することはなすべからざることである...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...その欲するところには実に臆病であり...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...亦忘れんと欲するも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...之を戒めんと欲するに在ること...
高木敏雄 「比較神話学」
...虚弱で瘰癧やみで淫蕩な種族の絶滅を欲するなら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...また神がつねに最も善いものを欲する筈であるといふことも疑はしくない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いわんや他のビスマルクたらんと欲する人においてをや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自然ならんことを欲するのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...市町にあるものは必ず売らんことを欲す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...第十四回 現今の日本 一(同上)現在の日本に立って現在の日本を談ぜんと欲するは...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...諸君が欲すると否とにかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すなわち、植物は意欲す、ゆえに植物は一つの自我を有す、万有は意欲す、ゆえに万有は一つの神を有す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無事平穏に日本に居住せむと欲すれば...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...神の見る所欲する所は我の見る所欲する所となり...
波多野精一 「時と永遠」
...兵士中身(み)を立てんと欲するものは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたしを誘ってほとんどそれらが欲するところにつれてゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊椿をして蛄たらしめんと蛄たらしめんと」]欲するなり...
吉田松陰 「留魂録」
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