...一度欲しいと思ふといつもの癖で...
石川啄木 「病室より」
...どこか欲しいと思ふ時には...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...欲しいと思った物は得ないということはなかった...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...甕の水もうめ水が欲しい程に沸く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...真実が欲しいんでさ! だが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それより他の何が欲しいと言うんだ...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...書斎の装飾が一つ欲しいと思って...
夏目漱石 「永日小品」
...こっちで欲しいのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か埴輪の土偶(でく)のようなものでもあったら欲しいと思ったのだが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...大薩摩眼鏡の欲しい形なり夜刃郎大薩摩の歌ひ手は...
正岡容 「大正東京錦絵」
...いなづまが欲しいから...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...そうつかれると薬が欲しいでしょう? そして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを欲しいと、人をもって申しいれたと聞きました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それはみんな自分が欲しいと思っていた品物ばかりなのに...
夢野久作 「一足お先に」
...一体いくら欲しいのですか...
夢野久作 「冥土行進曲」
...ここであきらかに申したてて欲しいのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは叶(かな)えて欲しいんです」「おっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...来て欲しいと申されまする」「はい」縁づたいに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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