...公は欣び、賞として領邑(りょうゆう)を与えることにしたが、筮師は公の前を退くと直ぐに倉皇(そうこう)として国外に逃れた...
中島敦 「盈虚」
...私は和やかな田園に赴(はし)つた全てを忘(ばう)じ……転地と懸念のなさとで柔らかい欣びは研究に倦んじた我が精神を休めるのであつた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...お欣びはこの間云ったから...
吉川英治 「鬼」
...「お欣び下さい...
吉川英治 「剣難女難」
...このまま逢わずにお帰りなさい」「一時のお痛わしさは後の欣び...
吉川英治 「剣難女難」
...そんなにお欣びなされては...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとえそなたが、どれほど出世しようと、わしの欣びは、これ以上はない」「では、御機嫌よう」「もちっと、話して行かれぬのか」「御奉公が大事ですから」彼は黙って、母の莚(むしろ)へ、なにがしかの金を残して立った...
吉川英治 「新書太閤記」
...こう欣びが重なっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして母の満足な顔を見るのが、彼の欣びだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...最大な欣びであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「欣び」という言葉を耳にしたのは幾日ぶりだろうかと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...亡きわが良人(つま)にもさぞお欣びでありましょう』妙を呼んで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...石が欣びに泣いて濡れているように見えた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...足のつかれも欣びだった...
吉川英治 「親鸞」
...その時の老母の欣びよう...
吉川英治 「茶漬三略」
...自分へ対しての限りなき欣びとしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...動悸を衝(う)つような欣びに遭遇した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...老先生もさだめしお欣びだろう...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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