...希望の欣びを知り...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...――だが、胸がスウッとしたな、夜叉権の一件にゃあ」「強慾な金貸野郎が、あんな目に遭うなあ世間の薬だ」「今まで、彼奴(あいつ)のために、泣きを見せられていた貧乏人達ゃあ、大欣びで、赤の飯を炊(た)いたろう」「雲霧大明神か」「お互いに、あんまり、非道な金は、絞(しぼ)るめえぜ」「下手(へた)あすると、次は、三井だって、あぶねえことさ」「ホイ、今日は、餅撒きだ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...是非とも心極受得(しんきょくじゅとく)の欣びを話してやりとうござる」と...
吉川英治 「剣難女難」
...そんなにお欣びなされては...
吉川英治 「新書太閤記」
...欣びましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...ありがたい」手を打たんばかりな欣びが...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして母の満足な顔を見るのが、彼の欣びだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...皆様の御誓いが結ばれた欣びに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...亡きわが良人(つま)にもさぞお欣びでありましょう』妙を呼んで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...妻の大きな欣びとも...
吉川英治 「親鸞」
...それだけ大きな欣びがある...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...そうか」半蔵の顔は、欣びで、皺(しわ)だらけになった...
吉川英治 「松のや露八」
...「お欣びなさい...
吉川英治 「源頼朝」
...林の中を」武蔵の影をチラと見た欣びに似た失望と――見る間に遠く去ってゆくその人へ追いつこうとする女の脚のいっぱいな努力で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先刻(さっき)から大きな欣びを胸へ拾っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...欣びをつつまない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...欣びとしては...
吉川英治 「宮本武蔵」
...無性な欣びにその半月ほどは...
吉川英治 「柳生月影抄」
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