...それは次第次第に強くなり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...次第次第に息が絶えてしまった...
有島武郎 「カインの末裔」
...その中から次第次第に生命が芽生えてきた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これによると事物(人間)は次第次第に改善されていくのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...密林の中から次第次第に現われ...
海野十三 「火星探険」
...その間に気候が次第次第に暖くなり行くのみである...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...次第次第に落ちぶれて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...今度は次第次第に濃い霧が艦の周囲を漂い出してきた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...到底想像も及ばぬでしょう? 次第次第に水嵩と速度を増して...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...彼が二人を見つめる注意が次第次第に弱くなり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...次第次第に離れて行くことを意識しながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次第次第に脱落崩壊という状態に陥って行ったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...次第次第に我儘になって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そうして次第次第に腕力...
夢野久作 「少女地獄」
...霧の中から洩れ出す教会の鐘の音(ね)をさながらに、悠々と……四つ……五つ……六つ……七つ……八つ……九つ……最後のカラ――ンという一つは室(へや)の中の小宇宙を幾度もめぐりめぐって、目に見えぬ音(ね)の渦を立てながら、次第次第に、はるかにはるかに、遂に聞えなくなってしまった...
夢野久作 「暗黒公使」
...次第次第に私の手がわなないて来た...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...そうして次第次第に辻褄の合わない夢になって行く状態は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その呼吸が又も次第次第に高く喘ぎ初めました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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