...次第にその味に慣れ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...そういう次第にもゆかず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...次第にだらしない事をおしゃべりするようになりました...
太宰治 「みみずく通信」
...次第に北朝軍の手の届かない奥吉野の山間僻地(へきち)へ逃(のが)れ...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...産気が次第について来た...
徳田秋声 「黴」
...経験的直観に於ける感覚の一定量が次第に減じて零となる時純粋直観となる(K. d. r. V. S. 208)...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...西日を受けた野の上に山の影が次第に拡ってゆくのが見えるようであった...
豊島与志雄 「過渡人」
...愚僧は御遺言(ごゆいごん)に基(もとづ)き当山八代目の住職に相なり候次第にて有之候...
永井荷風 「榎物語」
...次第に遠離(とおざか)り行く都城を顧(かえり)みながら...
中島敦 「弟子」
...この頃から私達は次第に...
中島敦 「虎狩」
...遥(はる)かに対岸の往来(おうらい)を這(は)い廻る霧の影は次第に濃くなって五階立(だて)の町続きの下からぜんぜんこの揺曳(たなび)くものの裏(うち)に薄れ去って来る...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...蝋燭(ろうそく)の灯(ひ)の細きより始まって次第に福やかに広がってまた油の尽きた灯心(とうしん)の花と漸次(ぜんじ)に消えて行く...
夏目漱石 「琴のそら音」
...酔が廻るにつれて次第に打ち解けた空気になり...
火野葦平 「糞尿譚」
...勝手次第に鑑定せられたるのみ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...何でもかでも言成(いいなり)次第にオイソレと仕付けられたのが癖と成ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...次第に進化の度の低い...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...次第にお経は乱調になる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...平原は起伏しながら次第に道よりも低い所まで落ち込んでいき...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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