...尤(もっと)もな次第である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...そこで東信の小舎まで引き返した次第であるが...
石川欣一 「可愛い山」
...釜の下の火次第である...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...彼欧人等がそれを日常事として居るは何とも羨しい次第である...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...かかる次第であるゆえ...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...以上は単なるスペキュレーションに過ぎないが近来ますます盛んになった分子物理学上の諸問題と連関して種々興味ある研究題目を暗示する点において多少の意味があろうと思うので本誌の余白を借りて思いついたままをしるした次第である...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...そういう次第であるから...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...ここに思うままをしるして読者の教えをこう次第である...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...思い付いたままを誌してみた次第である...
寺田寅彦 「短歌の詩形」
...活動力を有っているような次第である...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...と望まれるまま喜んで筆を執った次第である...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まことに有難い次第である...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...いよいよ以て詩の翻訳の不可能性を痛感する次第である...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...識者の輿論に訴える次第である...
火野葦平 「糞尿譚」
...私はその因を求めるのに苦しむ次第である...
牧野信一 「鬼の門」
...それがために前々号に挙げた『俳諧評判記』のような者も出来た次第である...
正岡子規 「病牀苦語」
...この書の出版がこの國民的期待の方向をめざしてまづ力強き第一歩を踏み出す意味において喜びと期待とを新にする次第である...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...それを想うて深く愧ぢ入る次第であるが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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