...帰りに眼にはいった次の間には...
上村松園 「中支遊記」
...八畳に六畳の次の間があって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...次の間を通って、ラネーフスカヤとガーエフが登場...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...次の間の長火鉢のところから声をかけた...
近松秋江 「狂乱」
...次の間に入って行ったが...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...松子さんの病室の次の間は囲炉裡(ゐろり)になつてゐて...
土田耕平 「身代り」
...――そのままでいいわ」勝手知ったる次の間の鏡台の櫛(くし)取り出(いだ)して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...次の間に置据えた風呂敷を抱えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...広間と次の間と、それに縁側まで入れて、七、八十人の御客様があった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...次の間は深傷(ふかで)を負はされた新助が寢て居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下女と並べて敷いた次の間の床を疊ませたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は默つて次の間に入つて行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まず次の間に入り蓉子および長女久子の枕元を物色中...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...私を次の間に入れ平然たるのを見て...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...次の間で何やらゴトゴトやっていたが...
松本泰 「P丘の殺人事件」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...次の間へ人の足音がして隔ての襖(ふすま)が開いた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...なお屋敷の庭や次の間なども注意ぶかく見まわしてから...
吉川英治 「篝火の女」
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