...」多羅葉樹秋の日は暮れかかつてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...――夜目にもそれとわかる多羅葉の樹だ...
薄田泣菫 「独楽園」
...多羅葉の木は、私の少年の頃を知つてゐるたつた一人の昔馴染だ...
薄田泣菫 「独楽園」
...かうして多羅葉が...
薄田泣菫 「独楽園」
...多羅葉(たらよう)坐...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...塩釜神社参拝、境内神さびて、おのづから頭がさがる、多羅葉樹の姿、松島遊園、――あまりに遊園化してゐる、うるさいと思ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...御柳(ぎょりゅう)の葉と貝多羅葉(ばいたらよう)とを貰(もら)いに来る人が踵(くびす)を接した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...僕の長兄も律宗の僧であると告げたら寺僧は無造作に其(その)経巻の貝多羅葉(ばいたらえふ)数枚を引きちぎつて呉(く)れた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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