...次の試験は補欠試験であつたから...
丘浅次郎 「落第と退校」
...相手の若者は一先(ひとまづ)其儘次の間へと追遣られた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...次の疑問には誰れでも閉口するだろう」坊さんはなおも鑑定でもするように窓の外を見やって...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...五人を省いたその次の第一人が富永といふ風に筆記したと見えまして...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...この剽軽者(ひょうきんもの)の賢次の話相手になって御覧なさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...師は次のようなことを言った...
中島敦 「悟浄出世」
...平次の手柄の半分は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きっとあるはずだ」平次の手は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その兄と言つてる林次の素姓を念入りに洗ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬次の外にはないことになるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思い直して次の間からピンカートンとの間に生まれた碧い眼の子供を連れてきて領事に見せ「坊やのこのママちゃんが...
三浦環 「お蝶夫人」
...――そこにいわば第一次の観念化作用がある...
三木清 「人生論ノート」
...次の年に茶山が蘭軒に寄せた書牘に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中谷さんも承知したんですか」「もちろんさ」万三郎は半次の肩を叩いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...席次のことで恥をかいたうえに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今や次の時代を負う人と目されている徳川家康の前へ出るなど...
吉川英治 「剣の四君子」
...一同は次の朝すぐここを出発した...
吉川英治 「三国志」
...次のことばを喉まで出しかけたが...
吉川英治 「治郎吉格子」
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