...ベランダの欄干に手をかけた...
...欄干にぶつかって腕が痛い...
...雨の日には欄干に水滴がつく...
...欄干が古くて揺れるので、新しいものに変えたい...
...高いビルの欄干から下を見ると、とても怖い...
...欄干のない橋際を前へ九分ばかり譲って...
泉鏡花 「遺稿」
...欄干にもたれながら見えない眼を伏せて水の流れを眺めたりしていた...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...わざと欄干の上をわたつたり...
田山録弥 「花束」
...時々欄干(らんかん)にもたれて...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼は欄干にもたれて腕を組んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...橋の欄干(らんかん)へ板札が結び付けてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...雨戸を押し開いて欄干から外の闇を睨みつけましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...欄干を背にしたところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...欄干に細工をしたのを知らずに...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お嬢様のお部屋のバルコニーの欄干の襖(くさび)が抜けて...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...朱塗(しゅぬり)の欄干(らんかん)をめぐらした廻廊に船をつけさせ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...欄干からそれを手繰(たぐ)って一人ずつ降りるんだ」平次は必死と声を絞ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間違つて死んだものとは思へません」「橋から落ちて?欄干(らんかん)でも腐つて居たのかな」娘の話は印象的で唐突ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐ川の見える欄干(てすり)の傍へ胡座(あぐら)を掻いて...
正岡容 「小説 圓朝」
...千鶴子は欄干から降りて来た...
横光利一 「旅愁」
...すなわち七言八絶を賦(うた)って――銅雀台ハ高ウシテ上天(ジョウテン)ニ接ス眸(メ)ヲ凝(コラ)セバ遍(アマネク)ス旧山川(キュウサンセン)欄干(ランカン)ハ屈曲シテ明月ヲ留メ窓戸(ソウコ)ハ玲瓏(レイロウ)トシテ紫烟(シエン)ヲ圧ス漢祖ノ歌風ハ空シク筑(チク)ヲ撃チ定王ノ戯馬(ギバ)謾(ミダリ)ニ鞭ヲ加ウ主人ノ盛徳ヤ尭舜(ギョウシュン)ニ斉(ヒト)シ願ワクハ昇平万々年ヲ楽シマンと...
吉川英治 「三国志」
...朽(く)ちかけた欄干の下は...
吉川英治 「私本太平記」
...私は歩くのをよして其處の欄干に身を凭(よ)せかけた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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