...これからさきは櫨紅葉(はぜもみじ)が美しゅうございます」この地獄でゆでた鶏卵を食べて見てくれとのことで一つ食べて見た...
高浜虚子 「別府温泉」
...山柿や櫨紅葉のよいことはいふまでもない...
種田山頭火 「其中日記」
...……・きら/\ひかつて売り買ひされるよう肥えた魚孫の手をひきお寺まゐりのさげてゐるはお米・月からこぼれて師走の雨のぬくい音・触れると散るまへの櫨紅葉かな其中一人にして冬ごもり・小春日のさせば障子をあるく虫のかげ十二月廿四日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉を活ける、めざましいうつくしさ...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉がとても見事な色彩を持つてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉のよろしさ...
種田山頭火 「其中日記」
...――櫨紅葉が日にましうつくしうなる...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉は目さむるばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉の美しい一枝を折つて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
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長塚節 「長塚節句集」
...この時の歌には 櫨紅葉燃殻のごと残りたる上に富士ある磯山の台 三方に涙の溜る海を見て伊豆の網代の松山に立つ 故なくば見もさびしまじ下の多賀和田木の道の水神の橋 などが数へられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
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