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石川啄木 「一握の砂」
...櫛巻(くしまき)の黒髪の濡色(ぬれいろ)の露(つゆ)も滴(したた)る...
泉鏡花 「印度更紗」
...婀娜(あだ)な櫛巻の後姿を見た...
泉鏡花 「婦系図」
...あすあたりは髪結(かみゆい)が来ようという櫛巻(くしまき)が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...それで私は櫛巻にしている...
上村松園 「三味線の胴」
...櫛巻にしていると...
上村松園 「三味線の胴」
...私なぞの櫛巻は一週間に一度三十分あれば結える...
上村松園 「髷」
...櫛巻(くしま)きに結(い)った頭髪(あたま)がほっそりとして見える...
近松秋江 「うつり香」
...女中はお庄を櫛巻きの女の方へつれて行った...
徳田秋声 「足迹」
...櫛巻(くしま)きとかいうものに髪を取上げて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ぐるぐると櫛巻(くしま)きにした洗い髪が...
本庄陸男 「石狩川」
...時たまは束髪か櫛巻きにしてみたいと...
三宅花圃 「藪の鶯」
...パッチリと女だてらのお召の丹前に櫛巻頭...
夢野久作 「女坑主」
...僅かの間に櫛巻髪を束髪に直して...
夢野久作 「女坑主」
...眉の痕の青い櫛巻髪に黒繻子の腹合わせ帯...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...洗い髪の櫛巻(くしまき)に...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...櫛巻(くしま)きの頭だけしか見えませんでした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...櫛巻(くしまき)に結(ゆ)って年増の女が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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