...よく七歳(ななつ)八歳(やつ)の女の児の用ゐる赤い塗櫛をチヨイとして...
石川啄木 「葬列」
...榛(はん)の樹(き)や……水(みづ)の面(おも)に月の落葉(おちば)よ……夕(ゆふべ)の風に櫛(くし)けづる丈長髪(たけなががみ)の匂ふごと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...亦た其右のみみづらに刺させる湯津津間櫛(ユツツマグシ)を引き闕ぎて...
高木敏雄 「比較神話学」
...花櫛もいつものよりももっと大きく派手な櫛であった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...鶴子さんは又鬢櫛で鬢を掻く...
高濱虚子 「俳諧師」
...お種さんの挿しておった櫛じゃ」それは彼の猪作であった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...櫛田先生が診(み)てくれてはるのやてな」と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...又名伊勢都彦命又名天櫛玉命...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...箆(へら)のような櫛もささず...
永井荷風 「申訳」
...人家の櫛比するものあるをみる...
長塚節 「草津行」
...「お文さんの櫛と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしてその中には櫛歯状に分裂したものなどもある...
牧野富太郎 「植物記」
...それから彼の女が櫛を盗んだ時...
松永延造 「職工と微笑」
...四畳ほどの温突部屋に朝鮮着物の三人の女たちが余念なく櫛を編んでいる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...櫛(くし)の歯をひくような物見の者の報告を...
吉川英治 「新書太閤記」
...合(あい)の手を入れると――ふけて廓(くるわ)のよそおい見れば宵のともし灯うちそむき寝の夢の花さえ散らすあらしの誘い来て閨(ねや)を連れだすつれ人男よそのさらばも尚あわれにて裏も中戸も開くる東雲(しののめ)送るすがたのひとえ帯とけて解(ほど)けて寝みだれ髪の黄楊(つげ)の――黄楊の小櫛(おぐし)もさすが涙のばらばら袖に『浮様』『なんじゃ竹之丞』『ちゃっと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...自分の黄楊(つげ)の櫛(くし)を抜いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...商品の主な物は、石鹸類、髪油、チック、安香水、生地の櫛、塗り櫛、白粉、口紅、化粧水、鬢(びん)ツケ、中挿し、髷(まげ)形、入れ毛と、数知れぬほど種類があり、その上に少女向きの花簪(はなかんざし)から、ザンザラ、根がけ、ちんころ、の類まで備え、抽斗全部を開けて並べれば、小間物屋の縮小がすぐ覗けるという配合と種別が上手に仕組んである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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