...檜皮(ひわだ)の狩衣(かりぎぬ)の袖をまくりながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の向こうに...
芥川龍之介 「偸盗」
...檜皮色(ひわだいろ)の着物を着た...
芥川龍之介 「羅生門」
...檜皮葺(ひはだぶ)きの寝殿や対(たい)も...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...社は皆檜皮葺(ひわだぶき)...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...みたらしの上には樟の大樹さし掩ひて秋雨のしづくひまもなし糺の森かみのみたらし秋澄みて檜皮(ひはだ)はひてぬ神のみたらし二十一日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...檜皮(ひわだ)とか瓦(かわら)とかが飛び散り...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君は檜皮(ひわだ)色の紙を重ねて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...袴(はかま)も檜皮(ひはだ)色の尼の袴を作りなれたせいか黒ずんだ赤のを着けさせられていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこの大畑(おおはた)村小目名(こめな)という村に「檜皮細工(ひかわざいく)」があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...檜皮などでそれを葺(ふ)いてあった...
吉川英治 「上杉謙信」
...機微寸前鰹木(かつおぎ)の立っている檜皮葺(ひわだぶき)の一宇が見える...
吉川英治 「上杉謙信」
...この門を拔けて檜皮葺の母屋の屋根を見るところに...
吉川英治 「折々の記」
...大屋根の檜皮(ひわだ)までが空に黒いチリのつむじを描きぬいている...
吉川英治 「私本太平記」
...院の檜皮(ひわだ)屋根の上に見えたが...
吉川英治 「私本太平記」
...檜皮色(ひわだいろ)のお小袖を...
吉川英治 「親鸞」
...いづれも檜皮葺の白々としたもので...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...いずれも檜皮葺の白々としたもので...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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