...硝子戸の向うのテエブルの上に林檎(りんご)やバナナを盛ったのを見たまま...
芥川竜之介 「歯車」
...枝から下っている林檎に噛りついたら定めし美味だろうと思ったが...
石川欣一 「可愛い山」
...天井から糸でつるした林檎を囓りっこする遊びを思い出す...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...林檎がこの土地に適かうが適くまいが...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...」手を伸ばせば取れるほど真近かなところに林檎は赤く光っていた...
太宰治 「故郷」
...丈(せい)の高い林檎売の女であれ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...そうかと云って一概に私はんだら歯の欠けそうな林檎(りんご)や...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...林檎の紅い畑を過ぎて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...赤い林檎(りんご)が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「林檎かオレンヂはなかつたか...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...函(はこ)の中(なか)から美麗(きれい)な林檎(りんご)を出(だ)して...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...じっと林檎を眺めながら...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...もう一遍左様云つて林檎の肩先を突き出したが...
牧野信一 「バラルダ物語」
...汁はないけれど林檎のようには乾いて居らぬので...
正岡子規 「くだもの」
...林檎(りんご)のフライも林檎を薄く切ってその通りに致します...
村井弦斎 「食道楽」
...」私は林檎の皮をむき出した...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「機にかなって語る言葉は銀の彫刻物に金の林檎(りんご)を嵌(は)めたるが如し」...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
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