...一つの林檎を焼いて食うことにした...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...ニュートンが本当に林檎(りんご)の実から引力を思いついたということは...
石原純 「ニュートン」
...ちょうど食後の林檎(りんご)を剥(む)きかけていた処...
泉鏡花 「婦系図」
...林檎がこの土地に適かうが適くまいが...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...空洞(うつろ)で苔が生えた林檎の木に兎の噛み痕が見られ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...台所の庖丁(ほうちょう)でスパリと林檎を割って...
太宰治 「豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説」
...林檎(りんご)の実のように白いことです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...というのは還元前に於てはその林檎樹は存在するものとして...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...林檎(りんご)をあげようか?」といって...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...そして手(て)へ林檎(りんご)を持(も)たせて...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...林檎(りんご)や...
夏目漱石 「夢十夜」
...地球の引力範囲で落ちた林檎(りんご)はどうしても地球へ落ちるに決まっているでは無いか...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...その皿の本当の林檎の中へ忍ばしてあったんだろう...
野村胡堂 「死の予告」
...林檎を食つてゐる女もゐる...
林芙美子 「暗い花」
...花を一杯につけた林檎の木が二本あり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...三つの大きな金の林檎を見ました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...林檎(りんご)の如く肉が柔かでも液の少い者は(甘味と酸味と共にあつて美味なる者のほかは)咽喉を通りにくいやうで余り旨(うま)くもなく従つて沢山は食はれぬ...
正岡子規 「病牀六尺」
...林檎(りんご)でもバナナでも皆(み)んなこの通りにして出来ます」小山「それはかえって軽便ですね...
村井弦斎 「食道楽」
便利!手書き漢字入力検索