...その機敏に捉へ得た所を文芸上の創作に活用しました...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...生まれつき機敏に働く才気のお陰で...
有島武郎 「或る女」
...魚が機敏に遁(に)げる...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...機敏にも大奮発して中央の目抜きの場所へ開業したため今は堂々たる歯科院長として...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...機敏に人を見透かしもするのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...」眼の光だけが機敏に働いて...
豊島与志雄 「古井戸」
...霧社公学校長新原重志は機敏にも女子供約三十名を付近に在る自分の官舎に避難させると...
中村地平 「霧の蕃社」
...皆機敏に逃げ出しているのさ...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...頗(すこぶ)る機敏に活動しかつ公平な人であったので...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...機敏に襲撃の姿勢をとつた...
萩原朔太郎 「宿命」
...機敏にこの大衆の向ふ所を捉へたのである...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...モオリーがおれの手鐙(てあぶみ)に足をかけて機敏に泥から抜けだしてさえくれれば...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...機敏に、道具と、怪我人とを収容してしまうと、二隻の伝馬船は、インド丸の舷側を離れた...
火野葦平 「花と龍」
...機敏に返歌のできないことも昔のままであったなら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お咲は家のまはりを一とり機敏に逃げつたが...
室生犀星 「命」
...機敏に□□市へ急行して呉(く)れると思いの外...
山下利三郎 「誘拐者」
...機敏に眼を働かして...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...アルマグロは機敏に活動を始め...
和辻哲郎 「鎖国」
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