...特に今日の日本の困難なる状勢を突破して新日本の建設を計るには、機敏に活動し、最新の科学を驅使する個人的企業にまつべき分野の極めて多いことを考えねばならぬ...
石原莞爾 「新日本の進路」
...僕が機敏に逃げたのなら...
岩野泡鳴 「耽溺」
...やるものは充分機敏に早くやらなければならないこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もっと機敏に探すならば...
海野十三 「四次元漂流」
...むりがないだけに、賊の計画が、じつに機敏に、しかも用意周到におこなわれたことを、おどろかないではいられませんでした...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...魚が機敏に遁(に)げる...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...これを実行するには目先を利かせて機敏に...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...機敏に人を見透かしもするのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...機敏にもなれば遅鈍にもなる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頗(すこぶ)る機敏に活動しかつ公平な人であったので...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...機敏にこの大衆の向ふ所を捉へたのである...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...会社の方では唯(たゞ)一人の社長が機敏に差図し市内二十幾箇所の出張所に百五十人の係員...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...かの女の身は機敏にちぢまり込む...
吉川英治 「江戸三国志」
...機敏に体をひそませました...
吉川英治 「江戸三国志」
...よほど機敏に逃げたとみえ...
吉川英治 「三国志」
...土嚢(どのう)を盛れ」「水途(みずみち)へ水を導け」と、藤吉郎の采配も必要としないほど、機敏に、頭を働かせて、日一日と、眼に見えるばかり仕事は捗(はかど)っていたのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...機敏に眼を働かして...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...アルマグロは機敏に活動を始め...
和辻哲郎 「鎖国」
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