...適切機敏なる指揮に依りこれを撃破した...
石原莞爾 「戦争史大観」
...機敏な明智が何で見逃すものか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...最も機敏な外交家達がそれを忘れたということはよほど不思議である...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これが頗(すこぶ)る機敏な人で...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...星氏は粗硬に似て實は機敏なる所あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...星氏は粗硬に似て実は機敏なる所あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は愛情のこもった憐憫(れんびん)の眼で観察した、前もってその日の仕事に疲れてるような様子で、足を早めてる労働者らを――艶(つや)のない顔色をしきびしい表情を見せ変な微笑を浮かべてる、青年男女の顔つきを――移り気な欲望や懸念(けねん)や皮肉などの波の過ぎるのがよく見て取られる、変化の多い透き通った顔を――機敏な、あまりに機敏な、多少病的な、大都市のその民衆を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...機敏な男とは生活の処理のよくつく男といふことゝいつて差支へありません...
中原中也 「小林秀雄小論」
...しっかりした助言を与える! 『なんという機敏な頭だろう! なんというしっかりした人格だろう!』と群衆は叫ぶ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かくも機敏な決断...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...而もこの過(あやま)ちはいつでも私が苦しい困惑から逃れ出る爲めに機敏な言葉とか尤もらしい口實とかゞ特別に必要なと云ふやうな迫つた場合に起るのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私はさういふ彼の機敏な行爲によつてその少女の心に彼の方が私よりも一そう強く印象されはすまいかと氣づかつた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...一方を口に啣え一方を縒りながら合せていく機敏な動作は...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...輿論(よろん)の機敏な把握(はあく)とか...
矢部貞治 「政治学入門」
...ナカナカ機敏なものだが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...本社の機敏なる調査に依って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...前年も此地にゐて郭松齢事件に機敏な報道をして手腕を本社に認められたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...機敏な態度の変りようが...
吉川英治 「江戸三国志」
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