...最も機敏な外交家達がそれを忘れたということはよほど不思議である...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これが頗(すこぶ)る機敏な人で...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...年は老(よ)っても父の機敏なのに驚いたことであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...――「一族中の若年の機敏な一人がいう...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ジャンナン氏より少し機敏な人ならだれでも気づくほどのずうずうしさで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...現に存するのだから僕は機敏な晩熟児が如何にして存る(ママ)かその様を語らうと思ふ...
中原中也 「小林秀雄小論」
...機敏な男とは生活の処理のよくつく男といふことゝいつて差支へありません...
中原中也 「小林秀雄小論」
...この機敏な頭に何か不幸が降りかかり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...機敏なジャーナリストによって旧造された文学のカテゴリーがいわゆる実話文学であろう...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...そうでしょう? ちがうかしら)頭の機敏なこととそういうところでキッチリしていないこととは一致しないようなところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の興味と結びついたことについては正確機敏なところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方を口に啣え一方を縒りながら合せていく機敏な動作は...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...機敏な感覚とを夙くからもって居た...
柳田國男 「夢と文芸」
...輿論(よろん)の機敏な把握(はあく)とか...
矢部貞治 「政治学入門」
...機敏なところを見せたつもりであったらしいが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ナカナカ機敏なものだが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...本社の機敏なる調査に依って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そう機敏な行動はできまいと軽蔑(みくび)っていた反動だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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