...機微を読む:微妙なニュアンスを察すること...
...機微を逃す:微妙なニュアンスを見逃すこと...
...機微を感じる:微妙なニュアンスを感じること...
...機微を把握する:微妙なニュアンスを正しく理解すること...
...機微をつかむ:微妙なニュアンスを掴み取ること...
...『国会新聞』の機微に通じていて...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...」とあるは多分この間の機微を洩らしたものであろう...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...また国際上の機微に渉(わた)るが故に世間に発表出来ないと三山はいっていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...また人心の機微がある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...天性の猟師が獲物をねらっている瞬間に経験する機微な享楽も...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...その言葉の響きのある機微な特徴で...
寺田寅彦 「写生紀行」
...こういう画題をさし絵でなくするのはむつかしいものであろうとは思うがなんとかそこに機微なある物が一つあるであろうとは思う...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...このような種類の機微な吻合(ふんごう)がしばしば繰り返されて...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...その間幕閣にもいろいろと機微な動きがあつたであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そんなものですかね」八五郎にはその機微(きび)がわかり相もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「疑心暗鬼ヲ生ズ」とか「心頭滅却スレバ火モマタ涼シ」とか「病ハ気カラ」とか言うような人心の機微にふれるさまざまな面白い挿話をいろいろ含んでいるし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...機微寸前鰹木(かつおぎ)の立っている檜皮葺(ひわだぶき)の一宇が見える...
吉川英治 「上杉謙信」
...小間物屋にこの態(てい)の男を坐らせておく商法の機微(きび)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...その激情の機微なる息づきを見て...
吉川英治 「大岡越前」
...幕府なき天皇一元の復古にあるのだという機微な(ささや)きも...
吉川英治 「私本太平記」
...そのへんの機微はたれにも臆測の域を出られぬものというしかない...
吉川英治 「私本太平記」
...眼(ま)のあたり信長から身をもって教えられた戦(いくさ)というものの機微...
吉川英治 「新書太閤記」
...世上の機微、人心の動向を、以って、つねに打診しているらしかった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??