...機微を読む:微妙なニュアンスを察すること...
...機微を逃す:微妙なニュアンスを見逃すこと...
...機微を感じる:微妙なニュアンスを感じること...
...機微を把握する:微妙なニュアンスを正しく理解すること...
...機微をつかむ:微妙なニュアンスを掴み取ること...
...心の機微によく通じていたので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...その辺の機微は武骨の私どもにはわかりませぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...人生の機微があるのではないか...
田山録弥 「静かな日」
...しかしそのような女性の機微を私は知る由もない...
外村繁 「澪標」
...機微にわたる多くの事柄を並べたてていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...……この辺の機微は...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...そう考えるとなかなか機微をふくんでいることが分ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこいらに機微があるのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういう機微は小説家が感得するものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恋愛というようなかなり機微な問題にふれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...縦に見るというのはこの機微に触れることである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その機微を察したか...
吉川英治 「三国志」
...その機微な心理のあいだに...
吉川英治 「三国志」
...――しかしまだ少々時刻は早いとあって、忠顕は、ふたりを、二条の水亭に入れ、その小憩のあいだに、「ここだけの話だが」と、いろんな機微を、義貞への、予備知識として洩らしてくれた...
吉川英治 「私本太平記」
...誰かよくこの機微(きび)を感知し得よう...
吉川英治 「新書太閤記」
...はや長浜へ向われたと機微(きび)を告げる者もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...世間や人間の機微(きび)本質によく通じているせいか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一歩が機微である...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索