...彼女は機巧のある動きでステージを踊り抜いた...
...この玩具の機巧は本格的な模型レベルだ...
...機巧を専門に学んでいる大学があるそうだ...
...昔の時計の機巧は現代のものとはまったく違う...
...自分で機巧を覚えていけば、修理代を節約できるようになる...
...そのほんとうの原因的機巧はまだよくわからないが...
寺田寅彦 「怪異考」
...全系統の生理に有害なものを自働的に駆逐(くちく)するような機巧(きこう)が具わっているといいと思う...
寺田寅彦 「柿の種」
...しかし真似したくてもこれら植物の機巧はなかなか六かしくてよく分らない...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...上記自然現象の機巧の説明に関する具体的な資料を得たようである...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...この場合の機巧もまだ全く闇(やみ)の中にある...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...それが再び反発しないでそのまま膠着(こうちゃく)してこんな形に生長するためには何かそれだけの機巧がなければならない...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...有限少数な要素の決定的古典的な物理的機巧では説明される見込みのないものであるが...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...この場合の摩擦によって金だらいの規則正しい振動の誘発される機巧についてはまだよくわからないことがかなりに多く伏在しているのである...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない...
寺田寅彦 「藤の実」
...むしろただそのままにもう少し放置して自然の機巧を傍観したほうがよかったように思われて来たのである...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...われわれが自然を系統化するために用いきたった思考形式の機巧(メカニズム)の中に最初から与えられたものの必然的な表象を近ごろになっておいおい認識しつつあるのではないかという気がするのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...その形状や結合の機巧等を前よりも詳しく具体的に記述しているのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...あるいはまたコロイドから有機体の生成等の機巧と相通じる考えである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...このような機巧によって運ばれる連句の進行はたしかにフロイドの考えたような夢の進行に似ているのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...即ち台風の機巧(メカニズム)に...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...雨滴になる機巧の研究がある...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...その支配の機巧を考えてみると...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...是は西洋の機巧を憎む柏軒の忍ぶこと能はざる所であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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