...それを捜すともなしに...
泉鏡花 「瓜の涙」
...それをもつて自分の持参金代りに嫁入口を捜すわけにも往(ゆ)かない...
薄田泣菫 「茶話」
...出来そこないぐらいのものさ! 心変りのしない女を捜すぐらいなら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...本当の医者を捜すなんざあ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...お島たちは口を捜すのに...
徳田秋声 「あらくれ」
...また忰を捜すと云う騒ぎだ...
徳田秋声 「躯」
...どこへ行って何をやらかしゃいいんで? 親分」「寺本山平が昨夜行った家を捜すんだ」「そんなら判ってますよ」「どこだ」「上野山下の闇がり横丁のお余乃(よの)の家で――」「何だいそれは?」「あんまり筋の良い家じゃありませんよ」「行ってみよう」平次とガラッ八がお余乃の家というのに行ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...捜すものが見付からない先に主人の石巻左陣が帰って来たのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...捜すのに骨を折りましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の雷鳴嫌いを証明してくれる相手を捜すように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妾のお房と手代の駒三郎を捜すんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金を捜す人のことで...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...しいてその人から離れたいと願う心から欠点を捜すのかもしれない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...先ず手近な土地から捜すが好いと云った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...播磨(はりま)の印南(いんなん)郡では迷子を捜すのに...
柳田国男 「山の人生」
...捜すならなぜ部下たちに命じなかったのか...
山本周五郎 「おばな沢」
...奥の方にあわただしく物を掻(か)き捜すけはいがした...
山本周五郎 「新潮記」
...彼は逃げ場を捜すやうに...
横光利一 「火の点いた煙草」
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