...また他の或る日本人は或る工事を請負って職工を捜すため浦塩哈爾賓間を数度往復したので三カ月の禁錮(きんこ)に処された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...犯人を捜す便宜(べんぎ)のため...
海野十三 「人間灰」
...仕事を捜すためにパリー中を駆け回ることがまだできなかったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...物を捜すのに燈火もつけないでうろうろしてるのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...田舎へ行くと捜すが...
直木三十五 「死までを語る」
...下手人を捜すのが先だ」「ヘエ――」番太の親爺は飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左利きの力の強い男を捜すがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三味線堀へ行って捜すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...按摩の多の市を捜すのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただその前インドの知事か何かだったシンクレーヤーという人から『希臘詞花集(アントロギアイ・グライカイ)』中のテオドリダス(西暦紀元前三世紀)とアンチパトロス(紀元前百年頃)の詩を見ろと教えられたから半日ほど酒を廃して捜すと見当った...
南方熊楠 「十二支考」
...(と茶店の内外を出入りして棒切れでもないかと捜す)長五 そいつは面白え! (とこれも捜しまわる)(その間に花道より急ぎ足に出てくる佐貫の半助及び子分三人...
三好十郎 「斬られの仙太」
...捜すだけは捜す――...
室生犀星 「みずうみ」
...先ず手近な土地から捜すが好いと云った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...新しい物を捜す者は絶えてなかった...
柳宗悦 「全羅紀行」
...捜す者が通行したはずだのにと...
柳田国男 「山の人生」
...従って他所の類例を捜す熱意と...
柳田國男 「和州地名談」
...そこにいれば自分の捜すものがみつかるかもしれない...
山本周五郎 「柳橋物語」
...不弥(うみ)の女を捜すために宮を発った...
横光利一 「日輪」
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