...戦闘の妙諦(みょうたい)はまず敵の機先を制することにあった...
海野十三 「流線間諜」
...機先を制するってやつです...
豊島与志雄 「霧の中」
...彼らは機先を制するのが得策だと考えて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...商業は決して農業の機先を制することは出来ないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...するとおようは機先を制するように...
山本周五郎 「ひとでなし」
...機先を制するつもりで...
吉川英治 「江戸三国志」
...甲斐の武田、一条などという土豪も、頼朝と呼応して動きかけた形勢が見えたというので、機先を制すべく、駿河(するが)の目代橘遠茂だの、俣野(またのの)景久などの平家が、二十四日、追討に向ったが、途中、富士山麓で野営した晩にどうした事か、彼等の所持していた弓が百何十張りも、野鼠のため喰い切られてしまった...
吉川英治 「源頼朝」
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