...――船では檣、桁、防材などをいう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...門の出口には防材(ぼうざい)の標本が一本寝かしてあった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...防材用の丸太や角材を海へおろし...
久生十蘭 「ノア」
...豊富に防材を使って完全なものをこしらえれば...
久生十蘭 「ノア」
...防材を集めて結束するという難作業を飯も食わせずに日没までやらせた...
久生十蘭 「ノア」
...いくども寄波に巻かれて防材の下になり...
久生十蘭 「ノア」
...お関は恭の前に近づくすべての女と云う女に対して自分は非常に堅固な防材とならなければならないさし迫った必要を感じたので...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...小川の河床で防材が一ぱいたまつて道をふさいでいる...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...それに要する周防材(すおうざい)や備後材などの国々からの運上(うんじょう)にせよ...
吉川英治 「私本太平記」
...そして楯(たて)や防材を組んだ塁や...
吉川英治 「源頼朝」
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