...全体が赤橙(だいだい)色にぬられていて...
海野十三 「三十年後の世界」
...人間は紫、藍(あい)、青、緑、黄、橙(だいだい)、赤の色や、これ等の交(まじ)った透明な光を見ることが出来る...
海野十三 「赤外線男」
...橙黄子東道...
高浜虚子 「五百句」
...黄橙色(だいだいいろ)の土塀(どべい)の壁が長く続いて...
谷崎潤一郎 「秘密」
...他に五粒乾いた橙の種以外何もなくて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...円味をおびて橙黄の部分が広く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それから大きな赤い橙(だいだい)を御供(おそなえ)の上に載(の)せて...
夏目漱石 「門」
...髢(かもじ)の三品だ」「苧(を)と橙(だい/\)と笠と柿を賣物にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橙色の禿頭を、太陽に光らせながら、金五郎に追いつき、息をはずませて、「玉井さん、ちょっと、話がある」「話は、また、あとで聞く...
火野葦平 「花と龍」
...丸い燃えるような橙(だいだい)が二つ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...妻が残して行つた橙色のジヤケツを着て...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...「先生は紫色が人間の悪心を矯正するとお考えなのですか?」「さあ……少くとも橙色よりわね……」「子供の中に黒い部屋で育ちますと...
松永延造 「職工と微笑」
...あの遠い一つのちりのように見える橙(だいだい)いろの三角標(さんかくひょう)のあたりにいらっしゃって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...見えない天の川のずうっと川下に青や橙(だいだい)や...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
......
三好達治 「間花集」
...またもう一度その同じ橙が青くなっていって地に落ちない...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...もしあの刺身の黄橙酢に添える浅葱(あさつき)と...
吉川英治 「河豚」
...橙色(だいだいいろ)の雲がわずかに夕明りを流していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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