...その頃常磐橋にも橋板のひどく損じた所があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...この橋板は皆が争って得たがったものです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...橋板もところどころ腐つて...
田山録弥 「花束」
...ところどころ大穴の明いてゐる橋板を踏み鳴して向うに行つたり...
田山録弥 「花束」
...橋板の面に描き出す...
永井荷風 「放水路」
...ふけそめる夏の夜に橋板を踏む下駄の音...
永井荷風 「蟲の聲」
...冷々(ひやひや)する露の下りた橋板の上を踏んでいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...その進んで行く橋板の上はベットリと血だらけですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三歩を距てた橋板の上に...
野村胡堂 「悪人の娘」
...私と同じ量の血にして橋板へ流したように...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...ゴトリと橋板の上に音をさせて近づいて来た...
水野葉舟 「遠野へ」
...生憎(あいにく)果物は橋板の上を八方に転がり出して...
夢野久作 「白髪小僧」
...見るまに橋板に紅葉(もみじ)を散らし...
吉川英治 「江戸三国志」
...その馬蹄を踏み揃えて橋板へかかろうとしたとき...
吉川英治 「三国志」
...真ン中の橋板が、所々、剥がされていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...橋板を取って捨て...
吉川英治 「私本太平記」
...橋板の引かれた橋杭(はしくい)に...
吉川英治 「源頼朝」
...橋板のない橋桁の上を...
吉川英治 「源頼朝」
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