...橋廊下で繋(つな)がれた一棟の建物の座敷の縁側へ出るように...
徳田秋声 「足迹」
...ときどき橋廊下を渡って葵ノ壺へでかけ...
久生十蘭 「無月物語」
...橋廊下のきわから公子を手招きした...
久生十蘭 「無月物語」
...曲りくねった橋廊下を渡った...
火野葦平 「花と龍」
...橋廊下を渡って行った...
火野葦平 「花と龍」
...橋廊下の錠口が四...
吉川英治 「江戸三国志」
...とある橋廊下の上から...
吉川英治 「剣難女難」
...橋廊下の欄干(てすり)から下へ...
吉川英治 「剣難女難」
...ツイと橋廊下の彼方へ姿を隠してしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...夜気冷(ひん)やりとしてきた子(ね)の刻(こく)過ぎ、更け沈んだ離室(はなれ)の灯は、丁字(ちょうじ)に仄暗く、ばさと散った蛾(が)の翼から、粉々と白いものが新九郎の顔に降った――と、魔魅(あやかし)のすり抜けてくるよりも密やかに、橋廊下を、辷ってきた影は、しばらく、簀戸(すど)の外にたたずんで、中の気配をうかがっていた...
吉川英治 「剣難女難」
...はるかな橋廊下を渡るとどろな足音がふと耳に入ったからである...
吉川英治 「私本太平記」
...衣服から髪までさばさばそこであらためて彼は橋廊下を戻って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...橋廊下をもどってくると...
吉川英治 「親鸞」
...陛下がおあるきになる弘徽殿の橋廊下のしたに潜(もぐ)っていたのを...
吉川英治 「平の将門」
...橋廊下の彼方の建物の内へかくれた...
吉川英治 「平の将門」
...バタバタッと橋廊下まで追いついてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そこは橋廊下があるのみで本棟と絶縁され...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...橋廊下の上の戸を窺ったりしていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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行くところまで行った 叛臣 採石場
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