...橋上より望むに、毎夜十一時後に、およそ十余町離れたる所に火光を発するものが見ゆるも、橋の前後にては見ることができぬ...
井上円了 「おばけの正体」
...橋上の人の目に奇怪に映じきたるために...
井上円了 「おばけの正体」
...其昔宇治橋上に立ちて戦(たたかい)たる一來法師(いちらいほうし)もかくあらんかと思われたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...帰路斗満橋上に立って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...竹藪(たけやぶ)茂る小梅の里を望む橋上(きょうじょう)には行人(こうじん)絡繹(らくえき)たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...日本橋橋上(にほんばしきょうじょう)...
永井荷風 「日和下駄」
...橋上には自転車と自動車の往復が烈しく...
永井荷風 「放水路」
...橋上を屹(きっ)と見上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔は天津橋上(てんしんきょうじょう)に杜鵑(とけん)の啼(な)いたのを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...再び橋上の職場へ取って返し...
中里介山 「大菩薩峠」
...大川橋(おほかはばし)といふ名でかかつた吾妻橋上流の兩岸は...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...「玉屋」「鍵屋」そのたび、両国橋上では、数万の人声が、喚(わめ)きたてた...
正岡容 「圓朝花火」
...「玉屋」「鍵屋」そのたび両国橋上では...
正岡容 「小説 圓朝」
...さて二州橋上酔(にしゅうきょうじょうえい)に乗じて月を踏み...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その橋上で動いてみえる人影がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...淀橋上水堀の道もないあたりを...
吉川英治 「大岡越前」
...橋上からふたつに別れ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...もう本位田又八をこの橋上に待っていたところで来るはずもないし――吉岡方から掲示した高札の表(おもて)も読んだし――ほかに待つべき用事もないので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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