...樺山海軍大臣が「世人は薩長政府といって政府を嫌悪するが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...樺山の配下の奴に料理屋や待合へつれこまれたと同志の誰かを中傷しておった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...樺山も胸を打たれてこまごまと慰撫するところがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...樺山もやはり一木や稲垣を知っていたし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「文部省の樺山伯爵は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...樺山伯は前の人とお変りになったのではあるまい」といいつつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造はもともと梨下に冠を正さずという潔癖さから、大臣官邸に出入するのを潔としなかったが、今やそれも意にかけてはいられぬという切迫した気持で、登院のかたわら連日のように、松方大蔵、樺山文部、西郷内務等の官邸の門を駈け歩いた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...樺山(かばやま)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...樺山さんが彼処で大きな声で怒鳴りながら指図していたのを覚えている...
高村光太郎 「回想録」
...樺山伯高島子及び故白根男なり而して其最初の目的は実に藩閥を擁護せむとするに在りきされど第二次松方内閣起るに及て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...見渡したところ、家中に於て、相当の位置におるもので、斉彬公に、お味方しておる者は、僅かであるが、軽輩中の、頼もしい者、伊地知、西郷、大久保、樺山等は、悉く斉彬公に、心服しておる...
直木三十五 「南国太平記」
...靱負は、暫く、刀剣を見廻していたが、用人が、小さい帳面を、膝へ置いたのを見て「その永正祐定は、樺山」用人は、頷いて、帳面へ印をつけ、刀に縛りつけた白紙へ、樺山と、書いた...
直木三十五 「南国太平記」
...赤山殿の魂魄(こんぱく)も、浮ぶことだろう――ところで、皆が集まっているが、出向いてくれんか」「何処へ」「韃靼冬(だったんとう)へ――御世継は、御世継として、何うしても、われわれ秋水党は、お由羅、将曹を初め、奸物を斬らんと、勘弁ならん――」「誰々が、集まっている?」「大山(綱良)、樺山(資之)、などだが、一緒に来てもらいたい」「行こう」「死屍に鞭うつということは、士を恥かしめる上において、この上無しとされているが、死屍を掘り起して、曝すなどとは、斉興公はともかく、将曹め、主君を恥かしめて悔無きの徒だ...
直木三十五 「南国太平記」
...「あいつが、吾々を、動揺させる元兇だ」「馬鹿っ、動揺する貴様の尻でも、斬っておけ」と、樺山が、叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
......
直木三十五 「南国太平記」
...樺山(かばやま)常子夫人が介添(かいぞえ)で...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...樺山資紀(かばやますけのり)中佐など幕僚(ばくりょう)五...
吉川英治 「日本名婦伝」
...知っておりましょうか」「樺山(かばやま)中佐どのが...
吉川英治 「日本名婦伝」
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