...秋を兼ぬるの別意涙に故山の樹葉を染め...
石川啄木 「閑天地」
...ことごとく樹葉が赤錆色になって枯死するに委せられていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...葉先が三つになつている樹葉...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...乃編二無花果樹葉一為レ裳...
高木敏雄 「比較神話学」
...この点から考えてこの樹葉の紋の研究も決して閑人(ひまじん)のむだ仕事ではないであろう...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...風は樹葉を吹き去りて大地に散らし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...樹葉や花と別たぬまで美色で光る...
南方熊楠 「十二支考」
...呪師來つて樹葉に唾吐き...
南方熊楠 「詛言に就て」
...枝々(しし)みな震い樹葉みなふるえた...
吉川英治 「三国志」
...樹葉(じゅよう)を分けて駈け登ってきた編笠(あみがさ)の男...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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