...彼の横顔が美しい...
...横顔が見えるように、その角度で写真を撮って...
...彼女は横顔が良くて、ビューティー界でも有名だ...
...彼が通り過ぎた時、横顔が見えただけでも胸が高鳴った...
...横顔に凝りすぎて、彼の目の色を覚えてなかった...
...横顔だけ見て、自分はすぐに、それが能勢の父親だと云う事を知った...
芥川龍之介 「父」
...面婁(おもやつ)れした横顔を...
泉鏡花 「霰ふる」
...事実は老いぼれた人の横顔に似ていた...
太宰治 「魚服記」
...私もまた唖然として薄暗の中に白く浮いているキリッと引き緊った妻の横顔を眺めながら突っ立っていたのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...横顔へばっさり長髪をたらした男が頸を突きだして此方を見た...
戸田豊子 「歩む」
...ブリエンヌ士官学校の小さな帽子をかぶったその静平な横顔...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そう言っていま持たしてよこしますから」「どうも御苦労さま」がんりきはお絹の横顔を見ながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...「――――」多与里はその冷(つめた)い横顔を盗み視ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...台本をくっている男の横顔が...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...菜穂子の寝ている横顔を見ながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...テーブルの上の古いランプの灯影(ほかげ)は一心に耳を傾けてゐる人達の横顔を画のやうに照してゐる……炎え盛る火と切りに降る雪と葡萄酒の香りとに抱かれて過ぎゆく冬の夜……を想つてゐた方がどれ位心に合ふか知れないと思ひました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...どうやらさつきの角楯組の兵士の横顔にも似てゐる...
牧野信一 「変装綺譚」
...その夢の中ではあなたの肩と横顔と目差しばっかりを見ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うつぶせにピタリと横顔を地面につけて...
三好十郎 「胎内」
...私でもどうかなった後はゆき処もない身の上ですからね」「己だって明日のことは知れやしない」「それだけですか」大助はじっと相手の横顔を見た...
山本周五郎 「新潮記」
...二本の赤い絵蝋燭(えろうそく)の灯があかあかと白髯(はくぜん)の横顔...
吉川英治 「新・水滸伝」
...性善坊の横顔を打つ真似(まね)したが...
吉川英治 「親鸞」
...横顔を覗(のぞ)きこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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