...彼の横顔が美しい...
...横顔が見えるように、その角度で写真を撮って...
...彼女は横顔が良くて、ビューティー界でも有名だ...
...彼が通り過ぎた時、横顔が見えただけでも胸が高鳴った...
...横顔に凝りすぎて、彼の目の色を覚えてなかった...
...誘惑のひとみを凝らしてその良人の横顔をじっと見やるのだった...
有島武郎 「或る女」
...これも烈しく胸を騒がせてゐる智恵子の歴然(くつきり)と白い横顔を...
石川啄木 「鳥影」
...こちらからは横顔しか見えないのですが...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...乾いた砂地に落ちた梅の樹の横顔が...
薄田泣菫 「独楽園」
...淡青(ほのあを)い空気(くうき)にへだてられたその横顔(よこがほ)はほのかに思(おも)ひうかぶ...
竹久夢二 「桜さく島」
...キリッと引き締まった横顔や恰好(かっこう)のいい鼻...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...標石の上の方には横顔を刻したメダリオンが付いている...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...曲線を見せてる横顔が...
豊島与志雄著 「球体派」
...俯向いてる一つの横顔が...
豊島与志雄 「裸木」
...デモ倉の横顔に一瞥(いちべつ)を与え...
中里介山 「大菩薩峠」
...金田君は幸い横顔を向けて客と相対しているから例の平坦な部分は半分かくれて見えぬが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それとなくカオルの横顔をうかがっていると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...びっくりしたような眼つきをしていつまでも久我の横顔を眺めていた...
久生十蘭 「金狼」
...唄った唄った」幸田は探ぐるように酒月の横顔を瞶(みつ)めながら...
久生十蘭 「魔都」
...……照子の横顔を凝つと眺めて彼女に対する「恋情」を凝集させようとしましたが...
牧野信一 「晩春の健康」
...時世のよかった頃の芸人の横顔をまざまざと見せられる感じではないか...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...口を確(しっ)かりと噤(つぐ)んでいる横顔が...
夢野久作 「暗黒公使」
...かれの横顔(よこがお)めがけてたたきつけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索