...こんな横柄な坊主に会つたり何ぞする主人の劉を...
芥川龍之介 「酒虫」
...すると客は卓(テエブル)の上に横柄な両肘を凭(もた)せた儘...
芥川龍之介 「南京の基督」
...挨拶振りが如何にも横柄なので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...蟹は横柄な足どりで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...明日午(ひる)過ぎお邸(やしき)に上(あが)るがいゝぞ」と使者(つかひ)は自分が元老の筆頭ででもあるやうに横柄な口を利いた...
薄田泣菫 「茶話」
...」横柄な口のきき方である...
太宰治 「惜別」
...意地の悪そうな横柄な顔...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...」びっくりするほど元気なそして横柄な調子で...
豊島与志雄 「化生のもの」
...困苦しいものや横柄なものは何もなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十六 船頭の試み渡守(わたしもり)の武助さんは横柄な人であつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...その癖横柄なやうな調子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで自分の家ででもあるように横柄な顔で玄関からズカズカと奥へ罷(まか)り通る...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...これも横柄な手胡坐をかき...
久生十蘭 「魔都」
...たとえ死んだってこんな横柄な様子で寝ッ転がッているなんてことはありませんでしょう...
久生十蘭 「魔都」
...横柄な唇をした若い紳士たちがいる...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...デラモリ伯爵夫人を装う横柄な態度の女と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...お主(ぬし)の名から聞こうではないか」奇怪な老翁は怖ろしい横柄な言葉づかい...
吉川英治 「剣難女難」
...それによって横柄な俗物を高い所から見下(みくだ)したことにもなる...
和辻哲郎 「孔子」
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