...すると客は卓(テエブル)の上に横柄な両肘を凭(もた)せた儘...
芥川龍之介 「南京の基督」
...昇の横柄な言葉を思ふと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...横柄な口調で話しかけた...
梅崎春生 「狂い凧」
...」大道氏は横柄な口をきいた...
薄田泣菫 「茶話」
...横柄な調子でいう...
近松秋江 「狂乱」
...五十年配の強健な快男子で、背が低くむっくりしていて、丸い大きな頭、角刈りにした灰色の頭髪、赤い顔、横柄な言葉つき、重々しい誇張的な音調、そしてときどきごつごつした快弁を弄(ろう)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...困苦しいものや横柄なものは何もなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妙に横柄な眼付と微笑の口許とで...
豊島与志雄 「操守」
...そうして横柄な方のは...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋ねている先方の横柄な旅人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...横柄な唇をした若い紳士たちがいる...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...うちの召使いの横柄な態度は全く我慢ならん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...相手も横柄な顔で見返した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...横柄な調子で鳴り込むのであつたが...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...きっとそれらを何の風情もない・横柄な・むしろ叱責の色を帯びた・ものに思わざるを得ないだろうと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰だいおまえは」おそろしく横柄な少年である...
山本周五郎 「新潮記」
...つまり葉公は賢者を尊敬することを知らない横柄な俗物であった...
和辻哲郎 「孔子」
...しかし肩書きを見て急に横柄な態度を改めるような人たちから...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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