...直ぐそこの長火鉢を取巻いて、三人ばかり、変な女が、立膝やら、横坐りやら、猫板に頬杖やら、料理の方は隙(ひま)らしい...
泉鏡花 「歌行燈」
...ぼろの着物の裾(すそ)をそそくさと合せて横坐りに坐って乱れた髪を掻(か)き上げ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...壁にむかってしょんぼり横坐りに居崩(いくず)れて坐って...
太宰治 「HUMAN LOST」
...横坐(よこずわ)りになり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...内田さんの小首を傾(かし)げた横坐りの姿は...
田中英光 「オリンポスの果実」
...盛子は横坐りの所を見られまいとして慌てて立上つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...曲線 BdBpが価格の軸を切る Bp点の横坐標 OBpによって表わされる(A)で表わした(B)の価格の逆数においてである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...価格 p'bすなわち B' 点の横坐標に近づいていく...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...横坐りに炬燵に顔を伏せて...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...手拭浴衣に半帯をしめた常子が箪笥の前に横坐りに坐つてゐる姿が見える...
永井荷風 「来訪者」
...横坐りになったままで...
林芙美子 「泣虫小僧」
...改めて艶(なま)めかしく横坐りして焚火に手を翳しながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...座席の上に横坐りして絹靴下の蹠(あしのうら)を広く一般に公開し...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...踏絵は畳の上に横坐りをして手の甲で眼をこすっていたが...
久生十蘭 「魔都」
...一太は極りの悪そうな横坐りをしてニヤニヤ笑った...
宮本百合子 「一太と母」
...横坐りのままで云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...横坐りに坐り込んだ...
夢野久作 「一足お先に」
...寝床に横坐りになって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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