...横合いのトラブルで横物に巻き込まれた...
...時には私も横合いから...
芥川龍之介 「開化の良人」
...突然横合いから声をかけた...
芥川龍之介 「将軍」
...横合(よこあい)から声をかけた者があった...
田中貢太郎 「水魔」
...横合(よこあい)からワン/\吠(ほ)えて走って行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...横合いから口を出し石井権堂というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...仕方がないから、横合から、「芝居は御嫌いでも、小説は御読みになるでしょう」と聞いて芝居の話を已(や)めさした...
夏目漱石 「それから」
...何か知つて居ることでもあるのかい」平次がそれを横合から引取ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...横合からお京に殺到する相吉を迎えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...横合いからそいつを略奪してやるつもりだったんだ...
久生十蘭 「金狼」
...僕は何も君の事業の権利を横合いから奪うとかどうとかいう意味ではない当然の根拠に基いて...
火野葦平 「糞尿譚」
...横合いからトニオの顔を見た...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...あの山の烏(からす)は横合からやって来て...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...何か御参考になる事が見付かるかも知れませんから……」「そうすると何か犯人に就ての御心当りでも……」と横合いから司法主任が口を出した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...その時に横合いから釜山署長が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...私(あたし)が云った通りでしょう」と青木が如何にも自慢そうに横合いから口を出した...
夢野久作 「一足お先に」
...いきなり駈け寄って鐘巻自斎の横合から...
吉川英治 「剣難女難」
...横合(よこあ)いからさらってきた」「しかし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大将には要(い)らないことでござ……」云いかける横合いから...
吉川英治 「新書太閤記」
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