例文・使い方一覧でみる「横取りする」の意味

...『お客様を横取りする訳ぢやないんです... 『お客様を横取りする訳ぢやないんですの読み方
石川啄木「鳥影」

...烏や鵲はちょっと食物（くいもの）を横取りするくらいだから一向差支えありませんが... 烏や鵲はちょっと食物を横取りするくらいだから一向差支えありませんがの読み方
魯迅井上紅梅訳「兎と猫」

...ただ主人が庭に殺されておろうという際に主人の物を横取りするとは実に怪しからんじゃないか？」「吾輩は愉快なるべき長の生涯の間に莫大な財物を横取りされたんじゃ」怪しい老人はかっとしたように答えた...
チェスタートン　Chesterton 直木三十五訳「サレーダイン公爵の罪業」

...そは汝自らのためにはあらずという格言（訳者注　他人の功を横取りする場合に言う）を... そは汝自らのためにはあらずという格言をの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...そして人の夫を横取りするやうな毒婦ではないか... そして人の夫を横取りするやうな毒婦ではないかの読み方
永井荷風「来訪者」

...御雪太夫を横取りする……お松はこの上もない恐ろしい相談を聞いてしまった...
中里介山「大菩薩峠」

...この上賞金まで横取りするようなことは... この上賞金まで横取りするようなことはの読み方
中谷宇吉郎「湯川秀樹さんのこと」

...僕が横取りするかも知れないから――ハッハッハッ... 僕が横取りするかも知れないから――ハッハッハッの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...父と若いとき張合った母を横取りするのが目当でした... 父と若いとき張合った母を横取りするのが目当でしたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...父と若い時張合つた母を横取りするのが目當でした... 父と若い時張合つた母を横取りするのが目當でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...君はよけいなことをして僕（ぼく）の手柄を横取りするつもりだな」キクッタは額に青筋立てゝ怒りました... 君はよけいなことをして僕の手柄を横取りするつもりだな」キクッタは額に青筋立てゝ怒りましたの読み方
宮原晃一郎「熊捕り競争」

...よその国だったんですから――宗定　横取りするのは... よその国だったんですから――宗定　横取りするのはの読み方
三好十郎「その人を知らず」

...今眼前横取りする形になることは彼にかわいそうであるとなお躊躇（ちゅうちょ）はされた...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...自分が見つけたのを横取りするのはひどい... 自分が見つけたのを横取りするのはひどいの読み方
矢崎嵯峨の舎「初恋」

...他人の女房を横取りするようなことは... 他人の女房を横取りするようなことはの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...岸沢のたて三味線を横取りするのが目的でやくざ者を使い... 岸沢のたて三味線を横取りするのが目的でやくざ者を使いの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...女を横取りするよりも... 女を横取りするよりもの読み方
山本周五郎「竹柏記」

...それではイツモの通りお前の手柄を横取りするような恰好になるけに気持（きしょく）が悪い……のみならず今度の一件は...
夢野久作「狂歌師赤猪口兵衛」

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