例文・使い方一覧でみる「横ざまに」の意味

...』その時また鮮かな鳥影が障子を横ざまに飛んだ... 』その時また鮮かな鳥影が障子を横ざまに飛んだの読み方
石川啄木「鳥影」

...やがて横ざまに軽（かろ）くまた渚に止（とま）った... やがて横ざまに軽くまた渚に止ったの読み方
泉鏡花「悪獣篇」

...横ざまに倒れた裳（もすそ）の煽（あお）り... 横ざまに倒れた裳の煽りの読み方
泉鏡花「婦系図」

...枝より枝を横ざまに... 枝より枝を横ざまにの読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...花の咲いた果樹園から横ざまに... 花の咲いた果樹園から横ざまにの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...横ざまに大粒の雨が襲ってくる... 横ざまに大粒の雨が襲ってくるの読み方
豊島与志雄「真夏の幻影」

...空には横ざまに泳いでいる人も見える... 空には横ざまに泳いでいる人も見えるの読み方
永井隆「この子を残して」

...石に躓（つまず）いて（どう）と横ざまに倒れる――この時まで壮士は足駄（あしだ）を穿いていたものです... 石に躓いてと横ざまに倒れる――この時まで壮士は足駄を穿いていたものですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...恐怖に駆られて再びベッドの上で横ざまに卒倒してしまった... 恐怖に駆られて再びベッドの上で横ざまに卒倒してしまったの読み方
Ａ. ブラックウッド　A. Blackwood The Creative CAT 訳「盗聴者」

...横ざまに降る居ぎたない雨がちゃんぽんに... 横ざまに降る居ぎたない雨がちゃんぽんにの読み方
宮本百合子「雨の日」

...私は横ざまに打ち倒れた... 私は横ざまに打ち倒れたの読み方
三好達治「測量船」

...研作は横ざまにだだだとよろめいて... 研作は横ざまにだだだとよろめいての読み方
山本周五郎「おもかげ抄」

...「ちッ、この岡ッ引め」とんぼ返りを打ちながら、横ざまに抜いて、擲（なぐ）り払った道中差（どうちゅうざし）...
吉川英治「江戸三国志」

...横ざまに飛び退（の）きながら... 横ざまに飛び退きながらの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...大太刀を横ざまに帯びて... 大太刀を横ざまに帯びての読み方
吉川英治「新書太閤記」

...これでぐッすりできれば」ごろと、身を横ざまに、手枕となったが、やはりいけない...
吉川英治「新・水滸伝」

...脚を持たれた男と同体に庄次郎も鳥居の下へ横ざまに倒（たお）れた... 脚を持たれた男と同体に庄次郎も鳥居の下へ横ざまに倒れたの読み方
吉川英治「松のや露八」

...さあっと、野を横ざまに、一時雨（しぐれ）掃（は）いて行った... さあっと、野を横ざまに、一時雨掃いて行ったの読み方
吉川英治「源頼朝」

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