...彼らは権柄を握っている...
...権柄を利用して不正なことをする人もいる...
...彼の立場は権柄によるものだと思われる...
...権柄を求めるあまり、挙動不審な行動をすることもある...
...その企業の発展には権柄を持った人材が必要だ...
...むら気で無分別で権柄(けんぺい)がましい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...あながち役人が権柄(けんぺい)のためや...
中里介山 「大菩薩峠」
...其代り今度は左程権柄づくでもなかつた...
夏目漱石 「それから」
...降りるものは権柄(けんぺい)ずくで上から伸(の)しかかって来る...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...益(ますます)彼を権柄ずくにしがちであった...
夏目漱石 「道草」
...権柄(けんぺい)らしい顔もせずに入って行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...現場へ案内しろ」少し権柄(けんぺい)ずくで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金と権柄(けんぺい)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...権柄(けんぺい)に任せて粗暴放埓な振舞いをし...
久生十蘭 「湖畔」
...幸田は楽隊と警官の縺れを見ると急ぎ足でその方へ進んで行って権柄な声を出していたが...
久生十蘭 「魔都」
...みそのの権柄づくには誰も怕れをなして気儘に振舞はせたが蔭では祖父は泥酔すると...
牧野信一 「淡雪」
...只栄華権柄(けんぺい)の慾望を満足させるために...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...権柄(けんぺい)なくせにきょろきょろまなこの勤番侍や...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...(b)喧嘩腰に・権柄ずくで・自分の議論をうち立てる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...権柄(けんぺい)ずくで...
吉川英治 「私本太平記」
...役人面(づら)の権柄(けんぺい)も歯が立たなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...権柄(けんぺい)を振り廻すのが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飲みながら談判がある」「おそろしい権柄(けんぺい)だな...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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