...彼らは権柄を握っている...
...権柄を利用して不正なことをする人もいる...
...彼の立場は権柄によるものだと思われる...
...権柄を求めるあまり、挙動不審な行動をすることもある...
...その企業の発展には権柄を持った人材が必要だ...
...すこぶる権柄(けんぺい)に主人はいるかとどなった...
伊藤左千夫 「箸」
...権柄づくに言渡した...
薄田泣菫 「茶話」
...武家の権柄を執ること二十年...
太宰治 「右大臣実朝」
...権柄ずくでその孫を請求し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御門鑑を御持参か」「いいえ」「御門鑑がなければ滅多に通すことはならない……」と門番は権柄(けんぺい)を作りましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつもならば権柄(けんぺい)ずくで命令されても...
中里介山 「大菩薩峠」
...其代り今度は左程権柄づくでもなかつた...
夏目漱石 「それから」
...降りるものは権柄(けんぺい)ずくで上から伸(の)しかかって来る...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな権柄(けんぺい)ずくで誰が云うもんですか」と細帯を巻き付けたままどっかと腰を据(す)える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...権柄(けんぺい)ずく...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...幸田は楽隊と警官の縺れを見ると急ぎ足でその方へ進んで行って権柄な声を出していたが...
久生十蘭 「魔都」
...権柄(けんぺい)ずくなら...
火野葦平 「花と龍」
...国王ノ徒党ヨリ我輩ヲ制スルノ権柄(けんぺい)ヲ執ルトテ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...みそのの権柄づくには誰も怕れをなして気儘に振舞はせたが蔭では祖父は泥酔すると...
牧野信一 「淡雪」
...始めて大家と云うものの権柄に...
宮本百合子 「思い出すこと」
...権柄(けんぺい)な声...
吉川英治 「江戸三国志」
...権柄(けんぺい)な言いがかりやら笞(しもと)にも耐えなければなるまいかと...
吉川英治 「私本太平記」
...権柄(けんぺい)ずくで...
吉川英治 「私本太平記」
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