...彼らは権柄を握っている...
...権柄を利用して不正なことをする人もいる...
...彼の立場は権柄によるものだと思われる...
...権柄を求めるあまり、挙動不審な行動をすることもある...
...その企業の発展には権柄を持った人材が必要だ...
...武家の権柄を執ること二十年...
太宰治 「右大臣実朝」
...むら気で無分別で権柄(けんぺい)がましい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...御門鑑を御持参か」「いいえ」「御門鑑がなければ滅多に通すことはならない……」と門番は権柄(けんぺい)を作りましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...其代り今度は左程権柄づくでもなかつた...
夏目漱石 「それから」
...その代り今度はさ程権柄(けんぺい)ずくでもなかった...
夏目漱石 「それから」
...降りるものは権柄(けんぺい)ずくで上から伸(の)しかかって来る...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...事々(ことごと)について出て来る権柄(けんぺい)ずくな夫の態度は...
夏目漱石 「道草」
...益(ますます)彼を権柄ずくにしがちであった...
夏目漱石 「道草」
...権柄(けんぺい)らしい顔もせずに入って行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...現場へ案内しろ」少し権柄(けんぺい)ずくで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し権柄(けんぺい)ずくになって居るのは五十前後の用人らしい男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...むかしのことを忘れたように権柄(けんぺい)に肩で風を切る役人面...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...国王ノ徒党ヨリ我輩ヲ制スルノ権柄(けんぺい)ヲ執ルトテ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...権柄(けんぺい)なくせにきょろきょろまなこの勤番侍や...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...始めて大家と云うものの権柄に...
宮本百合子 「思い出すこと」
...(b)喧嘩腰に・権柄ずくで・自分の議論をうち立てる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...権柄(けんぺい)な言いがかりやら笞(しもと)にも耐えなければなるまいかと...
吉川英治 「私本太平記」
...のッけから噛みつきそうな権柄(けんぺい)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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