...今日も権太といふ小供が新らしく買つて来た墨を...
石川啄木 「足跡」
...原野権太郎……どこから出てきたか分らないその名前が...
豊島与志雄 「椎の木」
...しかるに或る時朝廷からの御沙汰に中野外務権太丞がその藩へ出張するとの事で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まず中野権太丞を案内して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...控同心(ひかえどうしん)神田権太夫(かんだごんだゆう)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...神田権太夫というのは...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...居酒屋の権太郎ではないか...
牧野信一 「馬上の春」
...権太の性質はおよそ三段に分る...
三木竹二 「いがみの権太」
...鮨屋の後三分一即ち弥左衛門に突込まれてよりの権太は善心に復りしことを自白せるものとしたるなり...
三木竹二 「いがみの権太」
...この権太は大和国下市村の男なるに...
三木竹二 「いがみの権太」
...権太に限りたるものなりと...
三木竹二 「いがみの権太」
...梶原の「いがみの権太とやら」といふ詞にて坐り頭を下げ「でかした」といふ詞にてまた頭を下げ「生捕つたな」にてまた下ぐ...
三木竹二 「いがみの権太」
...殿からのいいつけを聞くと、権太夫は、「なに、尾張中将様の御一子万太郎君(ぎみ)がそちの家に? そりゃ稀有(けう)なことじゃ、万が一、お粗相でもあっては、お家の一大事」とばかり、蒼惶(そうこう)として供揃(ともぞろ)いの用意をさせ、玄堂を案内に、自身は徒歩(かち)で、一挺の塗駕(ぬりかご)を清掃して早々迎えに出向く...
吉川英治 「江戸三国志」
...万太郎の駕とそれを囲んでゆく曾根権太夫たちの列は...
吉川英治 「江戸三国志」
...ぶらぶら城下を見物して来たいと思う」「主人権太夫こと...
吉川英治 「江戸三国志」
...真ッ平(ぴら)御免こうむります」式台に手をついていた用人の河豚内(ふぐない)と権太夫は...
吉川英治 「江戸三国志」
...胡坐(あぐら)のままで頂戴するがいい」見ると権太夫と河豚内は次の間に平伏して...
吉川英治 「江戸三国志」
...権太夫は怖々(こわごわ)盃(さかずき)をうけ取って...
吉川英治 「江戸三国志」
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