...いのちの中樞を貫く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...飛松與次郎等は何れも熊本社會主義者の中樞にて...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...*朝顏姫の嘆き黄金(こがね)樞(くるる)の音(ね)こそすれ...
薄田淳介 「白羊宮」
...しろがねの樞(くるる)はきしり...
薄田淳介 「白羊宮」
...むしろ現實の樞核・精髓として現はれるのである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...中樞神經のない思想生活のない田舍町だと言つたことは一面の觀察だと思ひます...
竹久夢二 「砂がき」
...親父も喜んで私(わし)に話す元來御目附といへば天下の樞機に與(あづか)る人...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...政府の樞機は軍事を心軸として囘旋するが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...南宋の袁樞といふ人が通鑑紀事本末といふものを作つた...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...袁樞その人は勿論さういふ大したえらい見識を以て書いたのでなしに...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...樞軸國も之に傚ふに至るであらう...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...殆んど名状することのできないほどの困憊の中に私のすべての神經中樞の活動は停頓してしまひ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...此處には呼吸中樞や心臟鼓動中樞があり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...又相當に文化の中樞となつて居つたればこそ...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...從て實踐を樞軸とする眞理もまた心理的主觀的に規定されるほかない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
......
三好達治 「間花集」
...素問(そもん)や靈樞(れいすう)でも讀(よ)むやうな醫者(いしや)を搜(さが)して極(き)めてゐたのではなく...
森鴎外 「寒山拾得」
...從來の樞密院が自負してゐたところの「憲法の番人」たる役割を擔ふことになつた如きはその一例である...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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