...中樞(ツエントルム)は末梢の病的成長につれて萎縮の度を加へる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...*朝顏姫の嘆き黄金(こがね)樞(くるる)の音(ね)こそすれ...
薄田淳介 「白羊宮」
...むしろ現實の樞核・精髓として現はれるのである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...中樞神經のない思想生活のない田舍町だと言つたことは一面の觀察だと思ひます...
竹久夢二 「砂がき」
...即ち當時の樞機に參する役人にならうと思つて居た...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...明治初年に於て既に樞要の位地を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今は樞密院に隱るゝ人なれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...中でも南宋の袁樞の通鑑紀事本末は著しいものである...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...袁樞は單に拔き書きをして便利にする爲めにしたので...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...樞密顧問の諮詢及び帝國憲法第七十三條による帝國議會の議決を經た帝國憲法の改正を裁可し...
日本国 「日本國憲法」
...殆んど名状することのできないほどの困憊の中に私のすべての神經中樞の活動は停頓してしまひ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...奧州からして出羽と越後とに入り得る要樞であるから早くよりして可なりの繁昌があつたらしく...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...此う―――」と神經中樞(ちゆうすう)を刺戟して...
三島霜川 「平民の娘」
...素問(そもん)や靈樞(れいすう)でも讀(よ)むやうな醫者(いしや)を搜(さが)して極(き)めてゐたのではなく...
森鴎外 「寒山拾得」
...國會を國政の中樞...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...國政の中樞をなすものであつて...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...從來の樞密院が自負してゐたところの「憲法の番人」たる役割を擔ふことになつた如きはその一例である...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...現代の若い中樞に使はれてゐるのだらうか...
吉川英治 「折々の記」
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